青春の〈アイドル女優〉を総直撃<高樹澪「スチュワーデス物語」>「盲腸の手術から数日で海の中に飛び込んで」 (2/2ページ)
さらに強烈に焼きついているのが、数々のヒット作を世に送り出し、大映黄金期を築いた名プロデューサー・野添和子氏の存在。名セリフ「ドジでノロマな亀」も彼女から生まれ、通称「女・黒澤明」と呼ばれていたが──。
「野添さんが現場にいるだけで緊張感が走り、みんなが背筋を伸ばしました。今でも忘れられない伝説の一言があります。冬に夏のシーンを撮影中、どうしても雪をかぶった山が映ってしまうんですが‥‥」
野添氏は叫んだ。
「誰かー、あそこの山の雪、取ってきてー」
他愛もなく言うところが「女・黒澤」たる所以だろう。
着実に女優としての実績を積み、90年に人気作「HOTEL」(TBS系)にレギュラー出演。原作者・石ノ森章太郎の長男で、共演者の小野寺丈とは今でも連絡を取り合う。
「よく一緒に舞台や映画に出ています。公開は少し先ですが、才能あふれる若手監督の映画作品にも2人で出演予定です。歌? 練習しなきゃって感じですが(笑)、また歌いたいから、そのための環境づくりをしていきたいですね」