第100回「凱旋門賞」は波乱含みの大激戦(2)アダイヤーは強い。初舞台も不安ナシ (2/3ページ)
後肢の感染症でニエル賞は回避となり、陣営が意図していたロンシャンの舞台を経験させることはできませんでしたが、英ダービーもキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSも初舞台を難なくこなしていますから、あまり気にしなくてもよさそうです」(秋山氏)
ブックメーカーの1番人気で、スミヨンが手綱を取る5歳牝馬のタルナワは、昨年のBCターフでGⅠを7勝しているマジカル、今年のドバイターフを快勝したロードノース、昨年の香港ヴァーズの勝ち馬モーグルといった牡馬の強豪を一蹴しているが、
「前走の愛チャンピオンSは、GⅠ5連勝となったセントマークスバシリカに4分の3馬身差の2着でしたが、ベストの2400メートルより400メートル距離が短く、直線では勝ち馬に外に張り出されてノビノビと走れませんでした。陣営は早くから目標をここに絞って8月から始動。狙いすました感があります」(秋山氏)
GⅠ3連勝中のハリケーンレーンも3番人気と評価は高い。
「通算7戦6勝で、唯一の敗戦はアダイヤーから7馬身4分の3差の3着だった英ダービーですが、これはレース中に両前肢を落鉄してのもの。パリ大賞で同舞台を経験し、6馬身差で圧勝しているのは心強い材料です」(秋山氏)
不安といえば、英セントレジャーの勝ち馬が同年の凱旋門賞を制した例がなく、英セントレジャー組の凱旋門賞制覇も77年のアレッジド以来、途絶えていることだ。
「ただ、近年の英セントレジャー勝ち馬では最強レベルの印象。データだけで軽視はしないほうがいいと思います」(秋山氏)
最後にダークホースとして、昨年の英牝馬2冠のラブの名が挙がった。
「当時の勢いはないものの、前走の牝馬限定GⅡ戦のブランドフォードSで短アタマ差の2着。