稲見萌寧の強さの“秘ケツ” 「賞金女王争い5傑」裏プロファイル(1) (2/2ページ)
普通なら強く打とうと思ってスイングが速くなったり、力んだりしてしまいがちですが、常に安定している。まさに異次元の強さで、抜け出した感があります」(宮崎氏)
19年シーズンはわずか1勝。それが2年足らずでトッププロに躍り出た理由を、スポーツ紙ゴルフ担当記者が明かす。
「精密なショットを育てた原点は、ショートコースにあります。ジュニア育成に力を入れ、池田勇太(35)などを輩出した千葉のコースで、稲見は小学校が終わったあと、ナイター照明が灯る時間までコースをグルグル回っていた。このショートコース通いで卓越した距離感を身につけたわけです。数年前『ものすごい練習量の女子高生がいる』というウワサを聞いていたんですが、まさかメダリストが誕生するとは‥‥」
プロになっても「練習の虫」に変化はない。ゴルフ専門誌カメラマンが語る。
「選手の多くは月曜日を休養日としていることが多いのですが、稲見の場合は休みナシ。しかも、今オフからは下半身強化のため、キックボクシングによる筋力トレーニングを取り入れています。スイングのようにハイキックを繰り出す激しい練習で、瞬発力と体幹を鍛え上げた。本人が『服のサイズがMからLになった』と話すように、臀部と太腿がプリプリッとひと回り大きく成長しています」
そのかいあって、五輪前に計6勝の好成績をあげ、海外ツアーを優先した渋野日向子(22)を逆転して夢の五輪チケットを獲得した。
「日本代表チームは埼玉で男女合同合宿を行っていたのですが、稲見は五輪の前の週、神戸で行われた国内ツアーに出場し、再び埼玉へトンボ返りしてメダルを獲得した。まさに驚異的な体力とメンタルの持ち主です」(ゴルフ担当記者)
さらに9月の「日本女子プロ選手権」で国内初のメジャー制覇。世界から国内ツアーに戻っても〝おかえり萌寧〟に死角ナシだ。
*「週刊アサヒ芸能」10月14日号より。(2)につづく
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