週刊少年ジャンプで人気だった「銀魂」の主人公・坂田銀時のモデルは金太郎…?

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週刊少年ジャンプで人気だった「銀魂」の主人公・坂田銀時のモデルは金太郎…?

「銀魂」といえば、週刊少年ジャンプで約14年連載されたほか、「ジャンプGIGA」や「銀魂公式アプリ」などでも連載されたギャグ要素満載のSF時代劇です。

アニメ化だけでなく、アニメ映画化や実写映画化もされた大ヒット作品でしたが、2021年1月に「銀魂 THE FINAL」 を公開し、マンガ・アニメともに人気のうちに幕を閉じています。

さて今回は、そんな「銀魂」の主人公「坂田銀時(以下、銀さん)」のモデルとして噂される人物にスポットを当ててみましょう。

坂田金時は金太郎

銀さんのモデルと噂されている「坂田金時(さかたのきんとき)」の幼名は金太郎で、童話「金太郎」に登場する主人公と同一人物だと言われています。

月岡芳年 画

金時の伝説は「金太郎伝説」として各地に伝承が残っていて、童話「金太郎」もそのうちのひとつです。

「金太郎伝説」が残る静岡県駿東郡小山町の金時神社によると、金時は956年、父・坂田蔵人(くらんど)と母・八重桐(やえぎり)のあいだに生まれたそうです。

母の故郷で育った金太郎は、現在の神奈川県足柄下郡箱根町にある足柄山で修業を重ねクマと相撲ができるほどの怪力だったとか。

こういった伝承が、童話「金太郎」の元ネタとなったようです。

「頼光四天王」としての活躍と死

力持ちで有名だった金時は、源頼光に「家臣にならないか」と勧誘されて名を坂田金時と改め、活躍するようになったと言われています。

源頼光と坂田金時 (月岡芳年 画)

金時は「頼光四天王」とよばれ、剛腕家臣の中でもよく活躍し、「大江山の酒呑童子退治」や「土蜘蛛退治」といった有名な逸話でも語り継がれることとなりました。

「頼光四天王」の中には、渡辺綱や碓井貞光、卜部季武もおり、現代でもアニメやゲームキャラクターとして登場するほど有名な人物ばかりです。

後世まで語り継がれるほどの活躍をみせた金時ですが、病には勝てず、九州の反乱勢力の鎮圧に向かう途中に重い熱病に侵され亡くなりました。

金時が亡くなったとされる現在の岡山県勝央町では、栗柄神社に坂田金時が眠っているとされ、現在でも大切に祀られています。

「坂田金時」がモデルの作品

銀さんのモデルとして噂される「坂田金時」は、ほかの有名作品でもモデルとなっているケースがあるのでみていきましょう。

たとえば、仮面ライダー電王に登場する「キンタロス」というキャラクターがあります。
そのほか、原作の小説からゲームやアニメにまでなり、いくつもの人気シリーズを派生させた「Fate」シリーズのスマートフォンアプリ「Fate/GrandOrder」に「坂田金時」として登場。ゲームファンから高く支持されています。

亡くなってからも、語り継がれる武勇伝。そして、マンガやアニメ、特撮でモデルとして起用されるなど、坂田金時の活躍はまだまだ続きそうです。

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