人生は50代から…武士道バイブル『葉隠』が教えるキャリア形成の心構え (2/3ページ)

Japaaan

※『葉隠』巻第一より

【意訳】若い内から出世して重要ポストなどについても、永続きしないものである。生まれつき才能があっても、人間として未熟で、周囲も納得しないからである。

キャリア形成は50代くらいから少しずつ仕上げていくのがよい。少し出世が遅い見えるくらいの方が、周囲の者も味方してくれて、若い内から出世するよりもかえって永く務められるものである。

また、トラブルに見舞われても、日ごろから志高く奉公に努めていれば、やましい事もないので立ち直りが早いものである。

寵愛を恃みに驕っていると……(イメージ)

まぁ、言っていることは現代と同じ。若い内から出世してチヤホヤされると、大抵は天狗になってしまうもので、いくら有能であったとしても、周囲のみんなが敵に回り、ついには引きずり降ろされてしまいがちです。

それよりは50代くらいからジワジワと頭角を現し、はた目にはちょっと出世が遅いかな?と思われるくらいの方が、周りのみんなも「何とか引き立ててやりたい」と味方になってくれて、結局は(若くして出世した場合と)同じ地位まで昇進できるでしょう。

しかも、周囲が敵だらけなのと味方ばかりなのでは、どちらがより永くその地位を務められるか(あるいは更なる出世が期待できるか)、言うまでもないでしょう。

何だかんだと言ってはみても、とかく人生は「終わりよければすべてよし」なもの。

「あの人、若い内は華々しかったけど、最後はパッとしなかったね」よりも、「あの人はずっと地道な努力を重ねて、最後に大輪の花を咲かせたね!」という人生の方が、きっと満足感も高いでしょう。

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