祭壇に「真っ赤なバラ」ユニークな葬式に込められた意味とは (2/2ページ)

新刊JP

ただ、ジンジャエールの味が値段で決まらないのと同じで、いいお見送りができたという気持ちになれるかも値段では決まらない。

是枝氏がやっているのはご家族に「一緒に自家製ジンジャエールを作りませんか?」と提案することだ。市販の時ジンジャエールに自分で蜂蜜などを加えればオリジナルになる。お葬式も同じで、故人が好きだったことを一手間加えることで、オーダーメイドのお葬式になる。

こういったオリジナリティあふれるお葬式は、式が終わってからの遺族の後悔をなくすためであり、遺族の心を喪失感から守るためでもある。多くの遺族の場合、「倒れていたのに発見が遅れてしまった」「死に目に会えなかった」など、看取りの段階ですでに後悔を抱えている。そういった気持ちを抱えながらお葬式に向き合うことになるため、お葬式とは後悔の念を払拭する最後の機会になる可能性もある。だからこそ是枝氏は「日本で一番笑顔になれるお葬式」を目指しているのだという。

本書では、悲しみを正しく癒す方法や具体的に「そのとき」のためにどう準備しておけばいいか、も紹介。普段あまり考えたくないことではあるがゆえに、先送りにしてしまっている人も多いだろう。大切な人や家族のためにも、本書からお葬式の知識を学んでおくのもいいかもしれない。

(T・N/新刊JP編集部)

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