「夢に向かって努力」は当たり前か?努力できない人が幸せに生きる道とは (2/2ページ)
さまざまなことに可能性が拓けているように見える現代は、実は他人の意図に取り込まれずに夢や目標を見つけるのが難しい時代だといえるのだ。
■人生を好転させたいなら、まず「やりたいこと」を100個書いてみようでは、人並外れた意志力も忍耐強さも持っていない人は、こんな時代にどうやって夢や目標を見つけて、実現していくことができるのか。そのために山岸さんが提唱しているのが「わがままリスト」だ。
「わがままリスト」とは、自分が今やりたいことをひたすら書き出すリストのこと。実現可能性も正しさも誰かの役に立つかどうかもすべていったん脇に置いておいて、とにかく自分の心の中にある願望や欲望、目論見、妄想を書き出していく。
「こんなビジネスを興したい」「こんなことで世の中の役に立ちたい」といった立派なものでなくても構わない(本気で思っているならもちろんOK)。「お寿司を食べたい」でも「たくさん寝たい」でもいい。ちょっぴり不道徳なことであってもこの際書いてしまおう。
目標は100個。
そこまで書き出せたら、ここからが意志の力に頼らずに人生を変えるプロセスの始まりだ。本書はよくある成功法則本や自己啓発系のノウハウ本とは異なり「夢詰まり」「不幸の種」「鏡の魔法」といったユニークなワードを使い、夢がかなわない理由や人生が停滞する原因を解説し、そこからの脱却を目指す。そのスタート地点が「わがままリスト」なのだ。
この「わがままリスト」をどう使っていくのかは本書を読んでぜひ確かめてみてほしいが、これだけやりたいことを書き出したら、自分が何者なのかおぼろげに見えてくるはず。自分を見つめ直す意味でも一読をおすすめしたい一冊だ。
(新刊JP編集部)