彼女たちを納得させるには?徳川吉宗が断行した江戸城「大奥」のリストラ策を紹介! (2/3ページ)
「いきなり千人では混乱も大きかろうから、まずは五十人ずつ段階的に暇を出していくことにしよう」
そこでまず、大奥に対して50名分の名簿を提出するように命じますが、最初からリストラ候補と伝えたら、みんな明日は我が身とかばい合うに決まっています。
なので吉宗は一計を案じて、こんな風に伝えました。
「大奥の中から、気立ての良い者、美しい者、なるべくならその双方を兼ね備えた者を、皆の推薦でリストアップして欲しい」
これを聞いた大奥の女性陣は、吉宗が側室選びを始めたのだと思って、我も我もと大はしゃぎ。大奥の中でも、あっという間に選りすぐりの美女50名がリストアップされたのでした。
そなたたちであれば……リストラ候補に選ばれた理由「ほぅ……これはなかなか見事だなあ……」
連れて来られた美女たちの中には、これまで一度も手をつけていないような者も少なくありません。
何ともったいない、どれ一つ味を見ておこう……などとスケベ心が湧かないでもありませんが、ここは目的を思い出して我慢します。
「えー、いついつをもってそなたたちに暇(いとま)をとらせる」
吉宗の通告に、美女たちは我が耳を疑いました。そりゃそうでしょう。リストラだったら、もっと器量の悪い醜女(しこめ)が、他にいくらでもいるのですから。