ヤクルト、日シリMVP・中村がFA流出の危機? コーチ人事のスピード発表は交渉時間確保が理由か (1/2ページ)

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 11月28日、今年の日本一・東京ヤクルトスワローズが一本のメディアリリースを発表した。クローザーのスコット・マクガフが帰国した、と。球団提供の写真を見ると、マクガフはTシャツ姿で、さほど大きくないリュックサックを背負っていた。もしシリーズ第6戦を落としていたら、28日は最終決戦日となっていたのだが…。

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 チーム関係者によれば、米国行きのチケットがたまたま手配できたので、同日の帰国と決まったそうだ。

 「第6戦を戦うために東京から移動してきた時、一緒にパスポートも持ってきたんでしょう。でなければ、こんなに早く帰国できるはずがありません」(ベテラン記者)

 それだけではない。ヤクルトは来季の新コーチ招聘や配置換えなども発表している。日本ハム二軍コーチだった城石憲之氏を招き、また、ベテランの嶋基宏が来季から兼任コーチとなるという。宮出隆自ヘッドコーチも二軍担当となるそうだ。

 「コーチ人事はシーズン後半には交渉を終えています。でも、日本一になった翌日に発表するとは…」(前出・同)

 いや、早々に発表して、来季に向けて動き始めなければならない理由があったのだ。

 「今年は正捕手に成長した中村悠平が3年契約を満了し、新たな契約を結ばなければなりません。球団は3年以上の複数年契約を再提示するようですが、シリーズの影響でまだ本人ときちんと話ができていないようです」(プロ野球解説者)

 シリーズMVPにも選ばれた正捕手の流出となれば、一大事件だ。ヤクルトが駆け足で人事を発表したのは、中村の慰留交渉に専念するためだったのかもしれない。

 「新外国人選手をすでに獲得した球団もあります。ヤクルトは外部補強に積極的ではありませんが、トレードなどの交渉は全てこれからとなります」(前出・同)

 チーム再編の大幅な遅延も懸念されている。

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