あっちにペタリ、こっちにペタリ サメにくっつく「コバンザメ」はドアにも棚にも貼れるらしい (1/2ページ)
「コバンザメ」という生き物を知っているだろうか。頭部の背面についた小判型の吸盤で大型のサメやクジラ、ウミガメなどの体にくっついて、食べ残しや排泄物を食べて暮らす魚だ。
そんな「くっつく魚」であるコバンザメを、実際に自室のあちこちにくっつけてみた――。そんなユニークな試みが、ツイッターで話題になっている。
こちらは、埼玉県在住のツイッターユーザー・夢海(@YUMEUMI27)さんが2021年11月27日に投稿した写真だ。
白い戸棚の扉にマグネットのように貼りついているのは、お腹側をこちらに向けたコバンザメ。ぬいぐるみやプラスチック製の玩具ではなく、本物だ。
海中を泳ぎ回る大型魚類の体に長時間くっついていられるくらいだから、たしかにコバンザメの吸着力はかなりのものだろうけど......水の外でもこんな風にくっついていられるとは驚きである。
扉に貼りつけられたコバンザメの写真に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「水から上げてもちゃんと付くんですね!それはぺたぺたしてみたくなる」「コバンザメ型吸盤とかあったら売れるかも」「お魚以外にもくっついちゃうんですね...。ツルンとした所でないと付かないんだと思ってました」「驚きの吸引力」
Jタウンネット記者は12月1日、このコバンザメについて投稿者に話を聞いた。
データ収集のために子供のころから魚好きだという夢海さんは、現在は水産職で働きつつ、魚の面白さを発信するべくツイッターでの発信も行っている。
棚にくっつけられたコバンザメは鹿児島県で漁獲された個体で、それを夢海さんが都内の鮮魚店で購入。自室に持ち帰り、木製のドアやガラスケースなどに貼り付けて撮影した。