Facebookで母親そっくりの女性を発見した息子。20年前に誘拐された姉であることが明らかに
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南アフリカでは、長年にわたり新生児の誘拐が多発しており、それらのほとんどが未解決のままになっている。今回のケースは本当にラッキーだった。
20年前に生まれたばかりの女児を誘拐された母親の息子が、Facebookで母親そっくりの女性を発見。家族に見せたところ、その女性は自分が生まれる前に誘拐された姉だったことが判明したのだ。
姉は誘拐犯に自分の子供として育てられていたという。
・Facebookで母親そっくりの女性を見つけた青年
今年11月、南アフリカ共和国東部ムプマランガ州エルメロに住む19歳の青年は、Facebookの機能「知り合いかも」の通知から、自分の母親(36歳)にそっくりの女性を見つけた。
青年は、祖母にその写真を見せ「この人お母さんみたい。すごく似てるよね」と話したところ、驚いた祖母はすぐに青年の母に女性の写真を送った。
そして青年は、自分がまだ生まれていなかった20年前に、母が出産したばかりの娘(彼にとっては姉)を誘拐されていたという事実を知った。
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・生まれたばかりの娘が誘拐される
2001年3月23日、当時16歳だった青年の母は、エルメロ州立病院で女児を出産。その日に退院し、姉と共に子供の父親が待つ自宅へ戻る途中で、悲劇に見舞われた。
店に立ち寄った姉を待っていた母親(妹)は、娘を抱えながら出産直後の痛みと眩暈に見舞われていた。
その時、見知らぬ女性が近付いてきて「赤ちゃんを抱っこしてあげる」と声をかけ、母親から女児を取り上げたという。
その女性は赤ちゃんを抱っこしたまま、姉が入って行った店の方向へ歩いて行ったように思ったが、店から出て来たのは姉1人で、そのまま女性と娘の行方はわからなくなった。
子供を誘拐されたとして警察に通報するも、捜査した警察は強力な手掛かりを得ることができず、結局事件は迷宮入りになってしまった。
母親は、「もう2度と娘に会うことは叶わない」と悲しみに暮れたが、その後2人の子供を出産。その1人が、Facebookで会ったことのない姉を見つけ出した青年だった。
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・娘は誘拐犯に育てられていた
11月29日、Facebookで発見した女性の写真を持ち込まれた警察は、すぐにその女性の身元を追跡。同時に母親のDNA検査をしたところ、その女性が20年前に誘拐された赤ちゃんであることが判明した。
現在20歳になる娘は、なんと今まで誘拐犯の女性によって自分の娘として育てられていたのだ。
母親と信じてきた50歳の女性が誘拐事件の犯人として逮捕され、事実を知った娘は、現在大きなショックを受けた。
現在安全な場所で心理的サポートを受けているが、間もなく血の繋がった本当の家族と再会する予定だという。
一方、誘拐犯の女性は逮捕・起訴され、来年1月に裁判が行われるとのことだ。
ムプマランガ州警察は、今回の奇跡的な事件解決に喜びの声をあげながらも、こうした誘拐が長年にわたって報告されている多くの事件と類似していることから、「見知らぬ人を信用して我が子を絶対に預けないように」と注意喚起を促している。
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Facebook finds long-lost family
written by Scarlet / edited by parumo
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