空気中には動物のDNAが漂っている。吸い込んで採取したDNAから動物を特定することに成功 (2/4ページ)
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・空気中に漂う動物のDNAを採取
そこでコペンハーゲン大学とロンドン大学クイーン・メアリー校の研究グループは、それぞれ独自にその解決策を模索した。それは空気中に漂う「環境DNA」を吸い取って集める、「DNAバキューム」と呼ばれる方法だ。
自分の生活を振り返ってみよう。数時間ごとにトイレに行くだろうし、髪をブラシでとかせば、髪の毛が抜け、フケが落ちる。
このように動物は生きながら、排泄物・毛・皮膚・羽といったDNAを含んだ体の断片を周囲に撒き散らしている。
これら「環境DNA」は土・水・空気など、ありとあらゆるところに残っている。だから、これを集めて分析すれば、周辺にいる動物を特定することができる。
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・数十種の動物の特定に成功
コペンハーゲン大学の研究グループは、フィルターやファンを使ってコペンハーゲン動物園の空気を吸い込み、そこに環境DNAがないか調べてみることにした。
「その結果には驚かされました」と、クリスティン・ボーマン准教授は語る。哺乳類・鳥・カエル・トカゲ・魚など、49種の動物を特定することができたのだ。
熱帯雨林のブースでは、ナマケモノやボア、小さな池で飼育されているグッピーといった動物の痕跡が見つかった。
屋外ブースでも、ダチョウ、ホロホロチョウ、キリン、シマウマ、インパラ、オカピ、サイなど、その周辺で飼育されている多くの動物を確認することができた。