「青汁王子」三崎優太が波乱万丈の末につかんだ「稼ぐための哲学」 (2/3ページ)

新刊JP

ただこのときの投資の経験から「これから伸びる業界」としてヘルスケア業界に目をつけたことが、「青汁王子」誕生のきっかけになった。
2017年、「すっきりフルーツ青汁」が累計1億3,000万個の大ヒット商品となり、年商130億円を達成。「青汁王子」として一躍脚光を浴びることとなった。

しかし大成功を収めたのもつかのま、今度は脱税で逮捕(有罪判決が出たが、三崎さんはこの判決の理不尽さを訴え続けている)。
メディアやSNSで袋叩きにあい、周囲から人が離れていった。自分で創業した会社のトップも退任せざるを得ず、「いつ死んでもかまわない」というところまで追い詰められた三崎さんだが、SNSを使って起死回生をはかる。
「青汁劇場」としてYouTubeであえて没落ぶりを強調。「恥ずかしさやみっともなさをすべてかなぐり捨てて」、「ピエロ」を演じた結果、フォロワーが激増。最初は誹謗中傷ばかりだったコメントに少しずつ応援する声が混じりはじめ、「ファン」に塗り替わって行った。結果として強力な発信力を手に入れたのである。

一方、経営者としても順調に実績を積み重ねていく。買収した企業の業績が順調で合計で年間300億円の売り上げを達成するまでに成長。「青汁王子」として、劇的な復活劇を遂げた。

■「青汁王子」が波乱万丈の人生の末に見つけた「稼ぐための哲学」とは

波乱万丈の末に三崎さんがつかんだ「稼ぐための哲学」は驚くほどシンプルだ。
そのひとつが「競争優位性」。「相対的に見て、自分の会社に競争優位性があるだろうか」という点を徹底的に検証することが必要不可欠だという。
「絶対的優位」でなくていい。他社よりもサービスや商品が少しでも優れていれば生き残っていける。そのために必要なことは徹底した市場調査だという。その上でマーケティング戦略を練る。

このシンプルな成功法則を支えるものが、「何があっても前を向く」メンタル術である。本書には「ピンチはチャンス」というワードが何度も出てくる。

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