宇宙貧血とは?宇宙空間にいると、より多くの赤血球が破壊される (2/3ページ)

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image credit:NASA

 トルーデル教授らは、この調査を行うために新しい検査法を考案している。呼吸に含まれる「一酸化炭素」の数を測定するのだ。

 赤血球に含まれる赤い色素「ヘム」が1つ破壊されるたびに、一酸化炭素分子が1つ作られる。そのため、これをカウントすることで、壊れた赤血球の数を推定できる。

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・赤血球のコントロールに構造的変化
 赤血球の破壊が加速する一方で、それを補うために作られる赤血球も増えると考えられている。

 これは直接測定されたわけではないのであくまでも推測だ。そうでなければ宇宙飛行士はよりひどい貧血になっているはずだという。

 とは言え、将来的に行われる宇宙旅行においては要注意だ。
地球などの惑星や衛星への着陸では、宇宙貧血がエネルギー・持久力・体力に影響し、ミッション達成を阻むかもしれません。

その影響は、着陸して再び重力と付き合わなければならなくなった時に初めて現れます
 赤血球の量は、地球に帰還して3~4ヶ月後には元通りになる。だが興味深いことに、赤血球が破壊されるスピードは1年経っても、出発前の30%高いままだった。

 ここから、宇宙に出ると、人体が赤血球をコントロールする仕組みに構造的な変化が起きるらしいことがうかがえるという。
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