「妖怪に暗証番号を聞かれても教えないで」 鳥取銀行がATM利用者に不思議な注意を促すワケ (2/2ページ)

Jタウンネット

みなさんも妖怪には気を付けて、訪れる際はあらかじめお金は下ろしておきましょう」(こぜさん)

次に、Jタウンネット記者は鳥取銀行の広報担当者にも話を聞いた。

担当者によると、看板が設置されているのは「水木しげるロードATM」の入り口で、ATMが設置された12年7月に看板も立てられた。

オープン時の外観(画像は鳥取銀行広報より)

このATMでは「妖怪屋敷」をコンセプトとし、茅葺(かやぶき)風の屋根や古民家の様な装飾に、鳥取銀行のロゴが浮かんでは消えるマジックミラーなどを設置することで、観光客が見て楽しめる造りになっているという。

注目を集めた立て看板がやたら古びていたのも、その界観に合わせてのデザインだったようだ。

「注意喚起」として、「観光スポット」として

それにしても、なぜ立て看板の文言が「ATM周辺で妖怪に暗証番号を聞かれても決して教えないで下さい」になったのだろうか。記者が改めて経緯を聞いてみると、担当者は次のように説明した。

「設置当時、全国的に振り込め詐欺が増加しており、当行としても注意喚起や啓発活動を積極的に行っていく必要がありました。水木しげるロードの周辺は、住宅地でご高齢の方の利用も多く見込まれましたので、しっかり注意喚起でき、なおかつ観光客の皆さまに喜んでもらえる文言やデザインであることを考え、この文言になりました」

2022年1月現在も、全国的に還付金詐欺等の被害が発生していることから、設置当初からの文言を変更せずに注意喚起を続けているという。

高齢者の多い住宅街、かつ観光地という土地柄をふまえた上での注意書きだったというわけだ。

「今後も当行は鳥取県に本店を置く唯一の地方銀行として、地域の方々と一体となって、地域の観光資源のPRや地域活性化にも積極的に取組んでまいります。鳥取県にお越しになった際はぜひ立ち寄っていただき、楽しんでもらえたらと思います」(担当者)

皆さん「水木しげるロードATM」を訪れた時、もし妖怪に声をかけられたら、大人しく立て看板の忠告に従おう。

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