墓が立ち並ぶ4500年前の広大な「葬送の路」がサウジアラビアで発見される (2/3ページ)
さらなる調査が必要ですが、古代の人々がもっと遠距離を移動していた可能性があります(ダルトン氏)
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道筋にペンダント型に形作られた石の墓石が並ぶ葬送路 / image credit:Royal Commission for AlUla・葬送路に立ち並ぶ墓
この葬送路でどんな儀式が行われ、どのように道筋に墓がつくられていったのかはわからない。出土した遺骨は保存状態が悪く、墓のいくつかは盗掘されて、遺物は奪われていた。
情報はほとんどないが、埋葬された死者の子孫や関係者が、日々の生活の中で頻繁に墓の前を通り過ぎ、死者を思い出しては偲んでいたことは、想像に難くない。
「オアシスの定住地から墓に向かって、この路を通って葬列が進む場面まで想像してしまいますが、もっと証拠が見つかるまでは、あくまでも仮説にすぎません」ダルトン氏は語る。
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サウジアラビアで見つかった4500年前の葬送路の一部 / image credit:Royal Commission for AlUla・サウジアラビア独自の文化か?
この路や墓がつくられたのとちょうど同じ頃、エジプトではギザの大ピラミッドなどのピラミッド群が建設されていた。
アラビア北部のメソポタミアでは、多くの文明が花開き、都市やジグラットと呼ばれるピラミッド型の大神殿が作られていた。
ダルトン氏は、隣のエジプトやメソポタミアで文化が栄えていたから、それに刺激されて、サウジアラビアの人々が葬送路や墓を作ったとは考えていない。この路はこの地域独自の発展だったと考えている。