覚えておこう!蚊は赤や黒色を好む。刺されたくないなら白か紫の服を着よう (3/5ページ)
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・蚊が獲物を探すメカニズム
こうした行動は私たち人間の行動を振り返ってみれば、よく理解できる。街を歩いてるとき、どこからか美味しそうな匂いが漂ってくれば、あなたはキョロキョロと周囲を見回して、匂いの元を探そうとするだろう。
蚊もこれと同じだ。二酸化炭素という嗅覚の刺激を受けると、その発生源が何なのか視覚情報を利用して探し始める。
人間の目は、光の波長の違いによって色の種類を区別している。たとえば、650ナノメートルの波長なら赤に見えるし、450ナノメートルなら青に見える。
蚊にも人間と同じような色が見えているかどうかはわからない。だが二酸化炭素の匂いを嗅ぎつけた蚊は、赤系や黒といった波長が長い色を好んで接近する。
こうした色の波長は、皮膚の色に関わらず、人間の体から放たれているものだ。
リフェル教授らは試みに、フィルターを使って人体から放たれるそうした波長をカットしてみた。すると二酸化炭素を嗅がせても、蚊は人の手に群がらなくなったという。
このことからも、蚊が色を手がかりにして獲物を探していることがうかがえる。
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ちなみに蚊のメスのこうした色の好みは、遺伝子の働きによるものだ。遺伝子操作で、二酸化炭素の匂いを嗅げなくしたり、長波長の光を感じられないようにすると、色の好みがなくなることが明らかになっている。・蚊に刺されたくないなら白や紫色を着よう
こうした事実は、蚊除けやトラップといった新しい防虫グッズ開発のヒントになるだろう。