ニュース番組の芸能人コメンテーターは変? 海外では「分からないなら見るな」、専門家が淡々と説明する国も (2/2ページ)
とある在独日本人は「日本でいうワイドショーのような番組はあまりなく、あったとしても専門家でない人が意見するような番組は、ドイツでは需要はないと思います」と話す。子ども用のニュース番組もあるが、同様に内容が難しい傾向にあり、「小さい頃からニュースはある程度自分で理解してからプラスの情報を見るために必要なものという位置付けなのかもしれません」と推測していた。
なお、こういった傾向はドイツだけに限らず、ヨーロッパ各国でも同じようだ。例えばスペインではドイツと同じようにニュース番組にタレントが出演することはない。ワイドショーのような番組はあるものの、当事者のタレントが出演することはあっても日本のように意見を言うために関係のないタレントが毎回出演することはほぼない。
イタリアでは、意見が対立する政治家がテレビに出演し、討論する番組もあり人気を集めているようだ。またワイドショーに関しては、現地の日本人によると「ゴシップ系のワイドショー番組自体は多く放送されていますが、ワイドショー番組にニュースに関係のないタレントが出演することはあまりありません」と言う。
フランスも同様で、考え方が異なる専門家を数人スタジオなどに呼んで、ニュースに対して議論を繰り広げることが多い。現地在住の日本人は「専門家の意見は難しいこともありますが、“分からないなら見るな”というスタンスだと思います。ですが世界的に有名な専門家が出演することもあり、そういった専門家に一から説明してもらうより、ある程度のレベルから説明してもらった方が視聴者にとっても有意義だと思います」「なお、ワイドショーのような番組は番組自体があまりありません」と語っていた。
ヨーロッパのニュース番組の特徴は日本とは対極にあるようだ。どちらが正解、というものではないが、専門家が淡々と意見を述べるヨーロッパのような番組も視聴者の知識レベルを上げるという意味では必要なのかもしれない。