「2歳の息子がどこを探しても見つからない。泣きながら家に帰ると、びしょ濡れの中学生がやってきて...」(大阪府・40代女性) (2/3ページ)
警察に届けようと思い、泣きながら一旦家に帰ることにしました。
家の外で心配そうにウロウロしていた母に声をかけて、警察に行ってくると話しているときです。
雨の中、傘もささずにびしゃびしゃに濡れながら2人の少年が歩いて来るのが見えました。
背中には、息子をおぶっているではありませんか!

聞けば、息子はほとんど行ったこともないはずの少し離れたコンビニのところをウロウロしていたので、大丈夫かと心配になり声をかけたそう。
そのまま、あっちだこっちだと息子に言われるままにおぶってきたと言うのです。
「もう時間は戻せないけれど、どうか...」その後のことはあまり覚えていません。
息子のことで頭がいっぱいで、とにかくお礼を言って、帰ってもらったと思います。
近所の中学生だということは、ジャージだったか、制服だったか忘れてしまいましたが、どちらかを着ていたのでわかりました。
それからも日々に追われ、何も行動しないまま、息子は彼らと同じ中学生になりました。

こんな奇跡を起こしてくれた2人にロクにお礼もしなかったことを、本当に悔やんでいます。
せめて、中学校にすぐ連絡を入れれば、特定できたかもしれません。制服(もしくはジャージ)を濡らして、怒られたかもしれない。風邪を引いたかもしれない。
すごいことをしたのに、ロクに感謝もされず、彼らは傷付いたかもしれない。
もう時間は戻せないけれど、どうかこの感謝の気持ちが、彼らに届きますように。
本当に本当に、ありがとう。