宇宙では脳の配線が変化する。宇宙飛行士の脳の一部に構造の変化 (3/4ページ)

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これによって、この発見をまた別の視点で捉えられるようになりました」

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・宇宙が人体に与える影響の全貌解明へ向けて
 脳の結合の変化は異常なことではない。脳には可塑性があり、そのおかげで私たちは物事を学び、新たな記憶を作り出すことができる。とは言っても、宇宙で脳の回路が変わることがどのような意味を持つのか、今のところ正確にはわかっていない。

 一つ確かなのは、人体が宇宙の過酷な環境に適応しようとしているということだ。

 過去の研究からは、宇宙では病気になるリスクが増大し、脳も損傷を受ける危険性があることが示唆されている。しかもそうした影響は男女で違うようだ。

 宇宙が人体に与える影響を脳の撮像技術で解明しようという試みは、まだ始まったばかりだ。だが人体と無重力の関係について理解が進むほどに、人類はもっと上手に宇宙を旅できるようになるだろう。

 「こうした発見は、パズルの新たなピースを与えてくれています」とウイツ氏は話す。

 「この研究は先駆的なもので、パズルの全体像はまだわかりません。今回のような結果は、宇宙飛行士の脳で起きている現象の全貌解明へ向けた手がかりになります」

 「こうした研究を続けながら、宇宙飛行による脳の変化を異なる視点と異なる技術で探ることが、とても大切なのです」

 この研究は『Frontiers in Neural Circuits』(2022年2月18日付)に掲載された。

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