松井・清原に匹敵 掛布雅之が期待するタイガースの四番候補 (2/2ページ)

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掛布さんがその筆頭に挙げているのが、2020年のドラフト会議で4球団から1位指名を受け、競合の結果阪神に入団した佐藤輝明選手だ。

2021年シーズン前のキャンプで佐藤選手の打撃練習をチェックした掛布さんは、佐藤選手のアッパースイングを見て「大丈夫だろうか」と心配したという。ただ、2日目にはレベルスイングに変わっていて、打球の角度も修正され、飛距離も伸びていた。

わずか1日で問題点を「修正する能力」、初めてのプロ野球に「対応する能力」に掛布さんは驚かされたそう。このとき、佐藤選手の潜在能力は清原和博氏や松井秀喜氏に匹敵する素材だと感じたという。

結局、佐藤選手はルーキーシーズンで126試合に出場し、24本の本塁打を放つ。この本塁打数は、1998年に高橋由伸が打った19本、「青バット」で人気を博した大下弘が1964年に残した20本を抜く、新人左打者の歴代最多本塁打となる。プロ1年目に18本塁打以上した選手の約半数が新人王を受賞し、即戦力プレーヤーから、打撃タイトルを獲得する名選手に飛躍している。

打率は.238と一流打者の証といわれる3割には届かなかったが、2022年以降さらにどうやって対応していくのかに注目だ。佐藤選手は将来「5代目ミスター・タイガース」に自然になっていき、バースのような三冠王を獲れる打者になる、と掛布さんは期待を寄せる。

本書の中では辛口な評価もしているが、それもすべては愛する阪神タイガースのため。2022年のペナントレースでの阪神はどうなるのか。掛布さんが阪神復活への道標を示した本書とともに、プロ野球を楽しんではどうだろう。

(T・N/新刊JP編集部)

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