新たに作られたイギリスの国立刑務所が豪華過ぎると波紋を呼ぶ
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ノルウェー、スウェーデン、デンマークなど、北欧の刑務所と言えば、リゾート施設と見分けがつかないくらいゴージャスなことで有名だが、イギリスでも同様の国立刑務所が、多額な費用をかけ建設された。
1680人を収監できるこの刑務所は、ホテルのように設備が充実した部屋の他、ジムやスヌーカーテーブルなどが完備されており、まるで北欧の刑務所を彷彿とさせる贅沢な内部となっている。
この刑務所の第一目的は受刑者の更生であり、技術を学んで出所後も、生産的な暮らしを送れるよう第2のチャンスを与えることだ。
しかし、この豪華な刑務所建設には、イギリス国民から多くの批判の声が上がっているようだ。
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・多額の費用をかけて建設されたファイブ・ウェル国立刑務所
今年2月、イギリス・ノーサンプトンシャー州北部ウェリングボローに、ファイブ・ウェル国立刑務所(HMP Five Wells)の建設が完成した。
周辺に複数ある古井戸にちなんでその名が付けられた1680人の囚人を収監できる広さを持つこの刑務所は、2012年に閉鎖されたウェリングボロー刑務所を改築して建てられたという。
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この刑務所には犯罪者タイプに分けられたブロックが存在し、受刑者1人に1台ずつのカメラによる監視が行われる。・北欧の刑務所と同様にホテルのような快適さ
しかし、その内装はまるで北欧の刑務所のようだ。
例えば、放火魔や性犯罪者など12か月もしくはそれ以上の禁固刑を受けた者が収容されるカテゴリCの施設の窓には、格子がはめられていない。
独房はまるでホテルの部屋のように清潔で、デスクやテレビはもちろんのこと快適な睡眠がとれるベッドも完備されてある。
公共のスペースには、豪華ホテルのようにジムやスヌーカーテーブル、卓球台などのアクティビティが楽しめる設備がある他、受刑者たちがタブレットを自由に使用するネット環境も整っている。
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2億5300万ポンド(約383億円)という多額の費用をかけて建設された、スタイリッシュかつリラックス感溢れるファイブ・ウェル刑務所は、国内にある他の刑務所とは明らかに異なっている。
だが、ジョン・マックラフリン刑務所長とドミニク・ラーブ司法大臣は「ここは囚人を甘やかすための施設ではない」と強調している。
・刑務所の目的は、受刑者の更生Introducing the UK's first 'smart' prison.
— Ministry of Justice (@MoJGovUK) March 4, 2022
This is a prison fully designed with the latest cutting-edge tech and innovative skills workshops to cut reoffending and protect the public.
Learn more about our latest prison, HMP Five Wells: https://t.co/rKT77IbrTL pic.twitter.com/RhGz9NpLxM
同刑務所では、受刑者がエンジニアリングやケータリング、大工など技術を学べる、24の異なる活動ワークショップが運営されている。
マックラフリン刑務所長は、刑務所の目的について次のように述べている。
この刑務所の第一目的は更生です。出所者が、出所後、社会で生産的な生活を送れるよう、あらゆる機会を与えられることを我々は望んでいます。現在、ファイブ・ウェル刑務所には約150人の受刑者が収監されている。
彼らは、模範囚として選ばれた囚人たちで、今後数か月で更に多くの囚人たちがここに送られてくる予定になっているという。
殺人罪で25年の禁固刑を受けたというある受刑者は、「他の刑務所よりここははるかに友好的」とコメントし、別の受刑者は「刑務所に戻らないような状況を作ることが大切。納税者のお金は正しいことに使用されている」と主張した。
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ドミニク・ラーブ司法大臣も、メディア取材でこのように発言している。
ファイブ・ウェル刑務所は、教育・訓練・仕事を中心に建設された国内初の刑務所です。また、同刑務所の活動責任者であるサラ・ガイさんは次のように語っている。
ジムやワークショップ、スキル教育を行う能力を備えたこの刑務所に収監された受刑者たちは、人生2回目のチャンスを掴むのは、自分次第だとより強く自覚でき、出所後の未来を想像することが可能になります。
全ての受刑者が意味のある資格を取得して、出所することを目的としています。確固たる目的をもって、受刑者への取り組みが行われているようだが、イギリスの世間の目は冷たい。
多くの地元企業も、受刑者の更生プログラムに協力を示してくれています。
私たちの最大の目標は、これまで教育や訓練をまともに受けずに犯罪者となった受刑者たちが、ここで初めて資格を得て更生し、2度と刑務所に戻って来なくなることです。
このニュースを知った人々からは、「そもそも犯罪者にこれだけの暮らしを刑務所内で与えるってどうなの」「対応が甘すぎるでしょ」「これだったら、私だって犯罪者になっても構わないかな」「普通の人がホームレスになって辛い生活送ってるのに、犯罪者は刑務所で贅沢暮らしか」「光熱費も生活費も払う必要なく3度の飯が食えて、資格取得も可能か。犯罪者のくせに全く贅沢なもんだな」などといった批判の声が相次いでいる。
written by Scarlet / edited by parumo
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