16日に発生した震度6強の地震は人工地震!?ネットを騒がせる「人工地震」説とは (2/2ページ)
その後も深部探査や油田の掘削などでこの記録に追いつき追い越そうという計画はあるものの、最終的にはコラ半島超深度掘削坑の記録を超せないままでいる。
なお、日本近海で発生した地震を人工地震と考える人々は、日本の海洋研究開発機構地球深部探査センターの地球深部探査船「ちきゅう」を根拠とすることがある。ちきゅう号は巨大地震・津波の発生メカニズムの解明などを目的として海底の掘削調査を行っているが、ちきゅう号の掘削した深度は最深で7740メートル。到底、地震の震源地には届かない。
巨大な地震が発生すると、様々な情報が飛び交うものだが、人工地震説についてはほとんど無視していいと言えるだろう。気象庁気象研究所研究官の荒木健太郎氏も、自身のTwitterでこういった主張は「不安や対立を煽るだけの陰謀論」と注意喚起し、「災害時のSNSの情報を上手く見極めましょう」と呼びかけている。
地震をはじめとする災害が発生した時に一番重要な点は、いつ起きても大丈夫なように備えておくことであるのを忘れてはならない。
山口敏太郎
作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。
YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中
参考URL
荒木健太郎氏のTwitterより
https://twitter.com/arakencloud/status/1504237081610326016