また髪の話をしよう。関節炎の治療薬が円形脱毛症患者の3分の1の髪を回復させることに成功 (3/4ページ)
その結果、4ミリグラムという最も多い用量を投与されたグループでは3人に1人で発毛が確認され、髪を元に戻すことに成功したという。
こうしたバリシチニブの発毛効果は、毛包を攻撃する免疫細胞のコミュニケーションを阻害するために発揮されると考えられている。
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36週間にわたって実験的治療を行った脱毛症患者のビフォア・アフター / image credit:Yale University・自分らしさを取り戻すために
「円形脱毛症になると、気持ちが乱れ、深い悲しみに包まれるなど、辛い日々が始まります」とキング博士。自分らしさを取り戻せる薬が開発されれば素晴らしいことだと語る。
本研究はスタンフォード大学や製薬会社イーライリリーのほか、日本の杏林大学医学部、ソウル大学医学部、エルサレム・ヘブライ大学、カリフォルニア大学アーバイン校、ミネソタ大学などが参加している。
この研究は、米国皮膚科学会の年次総会でも発表された。
なおキング氏は、円形脱毛症だけでなく、ヤヌスキナーゼ阻害薬で皮膚炎・白斑・環状肉芽腫・サルコイドーシス・糜爛性扁平苔癬を治療する方法も開発してきた。
バリシチニブについては、現在臨床試験が実施中であり、いずれその長期的な効果や安全性が確認されるだろうとのことだ。