男の子は強くないとダメ? オーストラリア出身の作家が絵本で呼びかけたこと (2/2ページ)
それは、気持ちとしっかり向きあって、自分なりに表現することです。
例えば腹が立っているときは…
・体を動かそう
・静かなところに行って、目を閉じよう
・好きな音楽を大音量でかけて、ひたすら踊りまくろう
・信頼できる人に、気持ちを打ちあけてみよう
・思っていることを絵にしてみよう
今の自分の気持ちにあった表現をしてみましょう。ジェシカさんはこれを「セルフケア」と呼び、大人になってからも必要だと言います。

この絵本には、人種、年齢、障害を超えたさまざまな子どもたちの交流やふれあいが描かれています。そして、そんな子どもたちに対して「いちばんだいじなのは、君が君らしく生きること」という最も大切なメッセージをいろいろな表現で伝えてくれます。
ジェシーさんは前書きで「男の子たちと、自分は男の子だと思っているすべての子どもたちのために書きました。しかしそれだけではなく、すべての子どもたち読んでほしいと思っています。この本が発するメッセージの多くは、男の子とか女の子とかに関係なく、すべての子どもたちにあてはまるからです」と書いています。
自分が子を持つ親であるなら、この本を一緒に読んだり、ジェシーさんのメッセージをベースに子どもたちにいろんなことを伝えていったりするのもいいでしょう。
「君は君。生まれたときから、ほかのだれでもないんだよ。」
子どもたちが自分らしく生きていくための心得を教えてくれる、まさに21世紀の絵本です。
(新刊JP編集部)