実の兄と妹が子ども4人授かるも、近親相姦罪で刑務所行きを繰り返す 法改定を訴え (2/3ページ)

リアルライブ

三女出産後、兄はみたび逮捕され、のちに2年半の実刑判決を言い渡されている。なお、妹の刑罰に関する報道はなく不明である。

 兄は刑期を終えて出所後、妹の元へ戻り、現在も一緒に暮らしている。妹は「私たちは大人になってから出会い恋に落ちた。子どもができたのも自然な流れ。私たちの愛は本物です」と各社の取材に対し回答している。兄妹は2012年に、近親間の性行為を不法とするドイツの法律は人権侵害に該当するとして、欧州人権裁判所に訴えたという。しかし、裁判所は、兄妹の訴えを却下。理由として、婚姻および家族制度の保護を挙げている。加えて、生まれてくる子どもに障がい発生のリスクが高いと言及。実際、兄妹の4人の子どものうち、長男(現在20歳)と長女(現在19歳)は歩行困難、会話ができないなど、重い障がいがあると伝えられている。

 兄妹は裁判所の判断に納得しておらず、今後も法改正に向けて争う姿勢だという。なお、日本では、近親婚は民法上の不法行為とされているが、近親間の性行為について法的規制はなく、罪に問われることはない。

 このニュースが世界に広がるとネット上では、「実の兄妹を恋人としては絶対に見られない」「思春期の男女を同じベッドで寝かせたら危険」「避妊くらいしなさい」「毒親恐るべし。すべては母親の責任」「兄妹だが純愛。性行為なら認めてあげてもよさそう」「生まれてくる子どもがかわいそう。障がいがなくても絶対にいじめにあう」「近親相姦よりも、16歳未成年との性行為で罰せられないのか?」などの声が上がった。

 愛のカタチは人それぞれだ。近親同士が愛し合うのは個人の自由だが、生まれてくる子どもは、かなりの重荷を背負うことになりそうだ。

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