地球温暖化が手遅れになる「ティッピング・ポイント」はいつくるのか (2/2ページ)

新刊JP

「先に減らしておいてその分を後から使おう」という「炭素の貯金」ができることになる。「後から何とかする」「後で何とかなる」と、先に二酸化炭素を排出しておいて後から埋め合わせる無責任な考え方が、これまでの地球温暖化問題を起こしてきた原因ではないか、と田中氏は考えたのだ。

炭素貯金は「1.植林」「2.育林」「3.木質バイオマス(ペレットストーブなどの燃料として利用)」という流れになる。では、どのくらい効果があるのか。まず「日本で1ヘクタールの森を育てた」としたら、どれだけの二酸化炭素排出を減らせるのか。林野庁のデータによると「36~40年生のスギ人工林は1ヘクタール当たり約3020トンの二酸化炭素(炭素量に換算すると約82トン)」とされている。その植林と育成した分を炭素貯金しておいて、それから二酸化炭素を排出するほうが健全ということだ。

今はまだ大丈夫でも、地球温暖化の被害を受けるのは未来の将来世代だ。今できることは何なのか。本書から地球温暖化について学んでみてはどうだろう。

(T・N/新刊JP編集部)

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