阪神、マルテの故障離脱に「首脳陣に潰された」の声 無茶な起用法には以前から批判も

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 25日に行われた阪神対楽天戦。「1-6」で阪神が敗れたが、試合結果以上に話題となったのが阪神助っ人・マルテの負傷交代だった。

 この日「3番・一塁」で先発したマルテは、1回裏2死の第1打席で四球を選び出塁。ところが、後続・佐藤輝明の一ゴロで二塁に走ろうとした瞬間に突然右足を引きずるような仕草を見せると、2回表の守備から途中交代となった。

 右足を痛め負傷交代したマルテについて、矢野燿大監督は試合後に応じた取材の中で「ちょっと厳しいんちゃうかなと。抹消になるかなと現時点では思っている」とコメントし、軽症ではないと説明。26日に登録抹消された。

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 マルテの負傷交代を受け、ネット上には「うわ、マルテ抹消レベルの怪我負ったのか」、「二塁へスタート切る時に変な力のかけ方でもしちゃったんだろうか」、「4月と同じ箇所の故障はマズい、長期離脱もあり得るのでは」と心配の声が寄せられた。

 同時に、「こうやって再発するのが怖いから早期昇格やってほしくなかったんだけどな」、「見切り発車で一軍に上げた首脳陣に潰されたとしかいえない」、「目先のことしか考えずに無理に復帰させるからこういうことになるんだ」といった首脳陣批判も多数見られた。

 「今季のマルテは右足コンディション不良で登録を抹消された4月3日から実戦復帰した5月6日の二軍・中日戦まで、約1カ月間試合には出ずに慎重に調整。そのマルテを首脳陣は一軍打線が低調なことを理由に、5月10日に一軍に再昇格させました。ただ、昇格後のマルテは25日試合前時点で打率『.225』と低調だった上、22日・巨人戦を右足のケアを理由に欠場するなど明らかに状態が万全ではありませんでした。こうした経緯から、右足を痛め再抹消されるきっかけとなった今回のアクシデントは首脳陣による“人災”だと憤っているファンは少なくありません」(野球ライター)

 25日の試合に敗れ、両リーグ最速で30敗に到達した阪神(18勝30敗1分・勝率.375)。マルテの故障離脱はリーグ最下位に沈む苦境にさらに拍車をかけそうだ。

文 / 柴田雅人

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