仏教国の日本では「天国へ行く」ではなく「極楽へ行く」が正しい用法 (2/2ページ)

心に残る家族葬

地獄絵図に描かれるように、どれも苦しい世界なので、そこには行きたくないと考え、極楽に行けるようにみな熱心に念仏を唱えた。現在も葬儀の際、浄土宗でなくても「南無阿弥陀仏」を唱えることが多い。それだけ阿弥陀信仰が普及しているということなのだろう。

いずれにせよ、キリスト教徒でないならば、「極楽」へ行くと考えたほうが日本人の場合は自然だろう。なぜ「死んだら天国へ行く」という言葉が普通になってしまったのか、まったく不思議である。

■黒澤明監督の「天国と地獄」

映画『天国と地獄』は1963(昭和38)年に公開された黒澤明監督の、数々の賞を受賞した有名な作品である。こちらも「天国」という言葉を使っている。黒澤明監督はキリスト教徒ではなかっただろうし、物語の犯人役もキリスト教徒ではなかったはずだ。しかし現代では「極楽」よりも「天国」という言葉の方が身近になっている。

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