タコの賢さの理由の一部が解明。人間の脳と同じ「動く遺伝子」をもっていた (2/3ページ)

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 トランスポゾンのうち、もっとも影響があるものは、「長鎖散在反復配列」(英語の頭文字をとって”LINE"という)と呼ばれるものだ。

 ヒトゲノムには100ほど存在し、現在でも何か機能を果たしている可能性がある。これまでLINEの活動は過去の名残でしかないと考えられてきた。

 ところが近年では、脳内ではその活動がこまかく調整されていることが明らかになっている。そのため、LINEは学習や記憶といった認知機能に関連していると考えられるようになってきた。特に活発なLINEは、学習や記憶を司る「海馬」にあるのだ。

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・タコの脳にも認知機能と関連するトランスポゾンがある
 じつはタコのゲノムにもこうした動く遺伝子「トランスポゾン」がたくさんある(ただし、ほとんどは活動していない)。

 今回の国際的な研究グループは、まだコピー&ペースト機能が残っているトランスポゾンに着目し、タコ脳の認知機能の中枢にもLINEがあることを発見した。

 研究グループのレモ・サングス氏(SISSA)は、タコ2種の脳で活発なLINEが発見されたのは、「こうした遺伝子の機能がコピー&ペーストだけではないという仮説を裏付ける」ために重要である説明する。

 ジョバンナ・ポンテ氏(アントン・ドールン動物学研究所)は、「顕微鏡で、垂直葉のLINEが活動している強いサインを見つけた時、文字通り椅子から飛び上がった」と語る。
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