同じ匂いは友を呼ぶ。体臭が似ているもの同士が引き寄せられるという研究結果 (3/4ページ)
ラブレビー氏は、友人関係はただの適当な組み合わせではなく、遺伝的な似たもの同士なのだろうと推測する。だが私たちは初対面の人のゲノムを解析して、友達になれそうか判断したりはしない。
そこで体臭を手がかりにする。すでに説明したように、体臭は遺伝子の構成を反映している可能性がある。だから自分と他人の体臭を比べれば、どのくらい遺伝子が似ているか推測できる。
ではなぜ、遺伝的な似たもの同士が仲良くなるよう進化したのか? それは自分に似ている友人を助ければ、自分に似た遺伝子を残せるチャンスが高まるからかもしれない。
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・嗅覚は対人関係に影響する
初期の新型コロナでは、ニオイがわからなくなる嗅覚障害と言う症状があったが、嗅覚は対人関係においても重要な機能だという。
ラブレビー氏らは研究論文で、今回の結果は嗅覚障害になると対人関係で苦労するようになるという報告に一致すると指摘する。
また、対人関係が苦手な「自閉スペクトラム症」の人は、化学シグナル伝達が普通とは違うことが明らかになっているのだという。
なお、月経の周期と友人関係がシンクロするという話があるが、今回の研究では確認されていない。
研究に参加した女性の「避妊ピルの使用」「月経周期の順・不順」「月経周期」が今回の結果を説明できるかどうか試してみたが、特に関係は見当たらなかったようだ。