中世の医学。星座と身体の関連性を示した「ゾディアック・マン」 (2/6ページ)
例えば、17世紀のイギリスでは、頭痛を治したかったら、「月が牡羊座にあるときに瀉血するのは避ける。その星座を表わす動物が頭と顔を支配しているためだ」と言われている。
以下は体の部位と占星術の位置との対応表である。
「牡羊座」頭、目、副腎、血圧古代や近代の多くの秘儀的な慣習と違って、ゾディアック・マンを特定の地域、宗教、文明に限定するのは難しい。
「牡牛座」首、喉、肩、耳
「双子座」肺、神経、腕、頭、指
「蟹座」 胸壁、胸、体液
「獅子座」心臓、脊椎、背中上部、脾臓
「乙女座」腹部、腸、胆嚢、脾臓、肝臓
「天秤座」腰、臀部、腎臓、ホルモン
「蠍座」 生殖器、骨盤、膀胱、直腸
「射手座」大腿、脚
「山羊座」膝、骨、皮膚
「水瓶座」足関節、血管
「魚座」 足、体液
(ハリー・ロビンの「科学的イメージ:洞窟からコンピューターまで」より)
似たような絵はペルシャの文献にも見ることができる。ここでは、それぞれの星座のサインがまるでゾディアック・マンの血管の中を泳ぎまわっているように描かれている。