海外の大物政治家殺傷事件・ハイチ大統領殺害から1年、全貌は謎のまま 治安悪化で現在も混乱続く (2/3ページ)

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 ハイチ国内は現在も混乱を極め、2021年に実施予定だった大統領選は無期限延期状態。今は事件前にモイーズ元大統領から首相に任命されたとして、アリエル・アンリ氏が大統領権限を継承している。現在は治安の悪化も懸念され、海外ニュースサイト『VOA News』によると、武装集団による暴力行為が急増しハイチでは1日に一般市民も含め約7人の誘拐が報告されているそうだ。2022年5月は200人以上の殺害と198人の誘拐が報告されたという。5月の誘拐の中には、3人の国連職員とその家族も含まれている。ハイチの人口は約1140万人だ。

 また海外ニュースサイト『The New York Times』は、いまだに首都とその周辺の約1700の学校が閉鎖され、約50万人の子どもが教育を受けられない状況にあると報じている。海外に逃れようとする者も多く、2022年4月と5月の2カ月間で約1万6000人が国外に亡命したそうだ。ギャングの抗争は日常茶飯事で、道路に切り刻まれた死体が放置されていることもある。

 要人の殺害は国内を不安や恐怖に陥れる。ハイチのような政治的不安が続いていた国では、国を立て直すことにも相当な苦労を強いられるようだ。
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