背筋がゾっ! 怖いけれど美しい「和のあかり×百段階段 2022」 (2/3ページ)

マイナビウーマン

日が沈みかけた薄暮の森を演出しており、畳をみると蜘蛛の巣にとらわれた蝶の影絵が……! このまま進むのがちょっと怖くなりつつ、照明作家・弦間康仁さんの作品の美しさに圧倒されます。

意を決して進んでみると、純金箔や彩色木彫が豪華絢爛な「漁樵の間」に広がっていたのは美しい「竹のあかり」。ここでは夜だからこそ浮かび上がる「光」に焦点を当てた作品を、竹を使って表現しています。「キラキラキラ」というウィンドチャイムをアレンジした音色も心地よく、ここにいるだけで希望を感じるようなあかりです。

手がけたのは静岡で竹あかりの制作を行う「アカリノワ」。全国的に問題となっている放置竹林を美しいアートで解決し、サステナブルな未来を目指しています。

■99段上った先には……? 闇夜を突き進む

ふたたび闇夜へと戻った「草丘の間」はおどろおどろしい雰囲気。歌舞伎の世界を作る松竹衣裳と歌舞伎座舞台の協力のもと「情念のあかり」をテーマに女性の叶わぬ恋から生まれた哀しい情念を空間で表しています。

くるっと後ろを向くと、明らかに怪しい井戸が。これは歌舞伎「八百屋お七」の物語で実際に使われている舞台装置です。こんなにも近くに見えることは貴重なのですが、井戸をのぞいてみると……! ぜひ勇気を持って、現地でご確認ください。

夜がすっかり深くなり、続く「静水の間」「星光の間」「清方の間」は人間が見たことのないような奇妙な世界が現代アートとともに広がっています。百段階段は靴を脱ぐため、座ってみたり、かなり下から覗き迫力ある作品を楽しんでみたり、視点を変えて見るのもおすすめです。

そしていよいよ99段を上りきり、「頂上の間」へ。上った先には化け猫でもいるんじゃ……とビクビクしていましたが、夜が明けて陽の光が降り注ぐような空間が待ち受けていました。中心を華やかに彩るいけばなを担当したのは、いけばな 古流かたばみ会の大塚理航さん。「日々不安を抱えているみなさんに、希望を感じて欲しい」という願いが込められています。ウッディな香りも漂い、晴れやかな気分になれる空間です。

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