低賃金に冬場は勤務時間が大幅減… ハッピーだけじゃないディズニーバイトの実態 (2/2ページ)
それはキャストの大半が正社員とは待遇面が異なる「準社員」だという点が大きいようだ。「社員」と名がついているものの、準社員は時給制であり、実態はアルバイトやパートに近い。運営元のオリエンタルランドの正社員は約5400人。これに対して準社員は約1万5800人もいる(2021年3月時点)。彼らに依存することで、利益を出しやすい雇用構造になっている。
肝心の時給はどうかというと、能力に応じたグレード分けがされていて、本書によると最上位が1350円、最下位は960円。自宅から通える人はともかく、一人暮らしだとなかなか収入的には厳しいかもしれない。また、冬場の閑散期には勤務時間が大幅に減るため、「お金を稼ごうとする人にはまったく向かないアルバイト」なのだとか。
給料以外のモチベーションになりうるのが「ディズニー愛」なのだが、ここもキャストによって濃淡があるようで、「大好き」な人もいれば、仕事と割り切っている人もいて、様々なようだ。
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本書で明かされるパーク内のエピソードはすべて実話。
お客さんとの忘れられない思い出や、できればやりたくない仕事。好きだったお客さんや嫌だったお客さん。園内では一様に笑顔でも同僚としてつきあうとひと癖もふた癖もあるキャストなど。お客さんとして遊びに行くだけではわからないディズニーの裏側を知ることができる、読み応えのある一冊だ。
(新刊JP編集部)