精度86%で早期発見も!自宅でできる「がん検査」最前線

日刊大衆

画像はイメージです
画像はイメージです

 米国ドラマ『将軍 SHOGUN』(1980年)でゴールデングローブ賞に輝いた国際女優の島田陽子さんがこの7月25日に大腸がんで逝去。まだ69歳の若さだった。

 こうしたニュースを聞くと、「がん検診を受けなきゃ」と思うが、あいにく病院はコロナ禍で逼迫。

 企業や地域のがん検診もなかなか受けられない状況が続いており、実際、がん検診の受診者数もコロナ禍による影響でグンと減っている。

 検診に行けず、気づいたら、がんが進行していた……なんて悪夢は、絶対避けたい。

 そこで『週刊大衆』は、自宅でもできる「がん検査」に注目。古くからある定番の方法や、医学界が注目する最新のユニークな方法を紹介する。

 医療ジャーナリストの牧潤二氏は、

「20年以上前から痰を郵送して肺がんを判定する郵便検査がありました。最近は、これ以外にも、さまざまながん検査キットが開発され、精度も高まっています」

 ちなみに、痰による検査は、『日本医学』などの検査機関が行い、送られた容器に3日分の痰を入れて郵送するもの。

 そんな自宅検査において、今、最も注目を集めているのが『N -NOSE』だ。これは、嗅覚が鋭い体長0.3~1.0ミリの線虫を使った検査法のことで、『HIROTSUバイオサイエンス』が2020年1月に、実用化を果たしたもの。

 尿1滴だけで、胃や大腸、膵臓など全身15種類のがんリスクを調べられると、話題を呼んでいる。

■線虫だけでなく、犬を使った検査も

「以前から医療関係者の間でがん患者は独特の匂いがあるといわれていましたが、嗅覚が非常に優れた線虫は健常者の尿からは逃げて、がん患者の尿に近づく性質があります」(前同)

 気になる精度は、実に86%に及ぶという。

 また、ステージ0の超早期がんも判定できるため、実用化から2年間で、15万人以上が利用するなど、広がりを見せている。

「医療機関で行うがん検診はバリウムを飲んだり、内視鏡を入れるなど体の負荷が大きい。その点、この線虫検査は尿を提出するだけ。手軽なのに、精度が高いとあって、評判です」(医療関係者)

 検査キットは、税込み1万3800円に、集荷配送費が別途かかるが、けっして高くはないだろう。

 約1か月後に、A(がんの心配なし)からE(通常の人より危険性がかなり高い)までの5段階で、判定結果が届く。

「ただし、どの臓器に、がんの疑いがあるかは特定できず、“リスクあり”と判定された場合、専門病院で精密検査を受ける必要があります」(医療雑誌編集者)

 同じく、がん患者の匂いで判断する検査法が「がん探知犬」による呼気検査。これは、尿採取より手軽だ。

 嗅覚を訓練された犬は肺がんや乳がん患者の息を嗅ぐと、なんと9割もの確率で「異常あり」と判断するそうだ。

 これを行っているのは『ドッグラボ』という検査機関で、利用者は呼気採取パックに息を吐き、それを送るだけ。検査料は3~4万円で、3週間前後で判定報告書が届く。

 検査前の食事制限や喫煙飲酒への制約がなく、白血病など、血液のがんもステージ0から判定できるが、こちらも、どこの器官にがんがあるかは判別できない。

 現在発売中の『週刊大衆』9月5日号を読んで、がん予防に努めよう!

「精度86%で早期発見も!自宅でできる「がん検査」最前線」のページです。デイリーニュースオンラインは、がんカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る