手術9回、合計191針!元ヤクルトスワローズ・館山昌平はなぜ心が折れなかったのか (2/2ページ)
たとえばヤクルトスワローズの先輩である河端龍氏はトミー・ジョン手術から復活してリリーフエースとして活躍、現スワローズ1軍監督の高津臣吾氏も現役時代、故障と戦いながらメジャーリーガーとして活躍した。雌伏の時を耐え抜いて大輪の花を咲かせた先輩たちの姿は、館山氏に大きな影響を与えたようだ。
また、館山氏が先輩投手の姿を見てきたように、館山氏自身も一緒にリハビリを戦っている後輩や仲間たちのためにも、ケガでもがき苦しんだとしても、やけくそにならず練習を続ければきちんと一軍で結果を残せるのだということを見せなくてはいけない、必ずゴールは明るいのだということを見せなくてはいけないと思っていた。リハビリを続けるモチベーションには、共に戦っている仲間たちに対する責任感もあったのだ。
栄光もどん底も経験した野球人生で、館山氏がそれぞれの時期に考えていたこと、感じたことを綴った本書。何か挫折しそうなことが起きたとき、館山氏の生き方から何か得ることができるはずだ。
(T・N/新刊JP編集部)