近年の台風は巨大化傾向!9〜10月に来る!?プロが教える「殺人台風」から身を守る方法
暑さも一段落する9月。本格的な台風シーズンの到来となる。
「気象庁が発表した9〜11月の3か月予報では、10月の降水量は例年より多くなる見込み。台風の発生も予想されますから、大雨への警戒が特に必要となりますね」(全国紙社会部記者)
ここで注意すべきは、近年、台風が“巨大化”していることだ。
「台風のエネルギーの元は水蒸気。地球温暖化で海水温度が上がると、それだけ台風の“エサ”が多くなるので台風は大型化、また強力になるわけです」
こう解説するのは、気象予報士の原田雅成氏だ。
「しかも今年、日本列島の南海上の水温は、平年より2度も高い30度。さらに台風は例年、平均25個発生しますが、今年はまだ11個とペースが遅い。これらを勘案すると、この9〜10月に強力な台風が我が国を襲う可能性は否定できません」(前同)
さらに今、日本では新型コロナウイルスが猛威を振るっており、医療体制は崩壊寸前。そこに巨大化した台風が、我々の生活を脅かそうとしているのだ。
「2019年9月9日に千葉県千葉市付近に上陸した台風15号は、風が強力で市原市のゴルフ場の鉄塔が倒壊したほど。また、同年10月12日に静岡県伊豆半島に上陸した台風19号は記録的な豪雨をもたらし、100人を超える死者を出しました」(同)
当時、台風15号の影響で停電が続いた千葉県では、エアコンが使えなくなった結果、室内で熱中症による高齢者の死亡が相次いだ。
■ハザードマップで、自分の自宅や勤務先の“危険度”や避難経路をチェック
また、19号の豪雨では、住宅内にいて水や土砂で死亡した人が全死者の4割以上。3割近くが車で移動中に死亡したとされる。巨大化した台風は、もはや“殺人級”とも言えるだろう。
同年は、日本近海の海水面温度が平年より高く30度以上だったという。まさに、今年と同じような状況だ。
では、襲いかかる“殺人台風”から命を守るには、どうしたらいいのか。
「まず、ハザードマップで、自分の自宅や勤務先の“危険度”や避難経路をチェックしておきましょう」
こう語るのは、防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実氏だ。ハザードマップには、浸水や土砂崩れの危険度、避難場所などが記載されており、役所の窓口や、自治体のホームページから入手できる。
そして台風が発生したら、その進路、大きさなど、こまめに確認しよう。
「確認する際に大事なのは、台風が、あなたの地域の東西どちらを通過するのか。台風の中心から見て東側は特に雨が強くなりますから、特に注意が必要です」(渡辺氏=以下同)
いよいよ台風が近くを通過すると分かったら、すぐに自宅の備えをしてほしい。
「自宅前の側溝や排水口を掃除して水はけを良くすること。また、風で飛ばされそうな物は、固定するか家の中へ入れてください」
また、備蓄や非常時の持ち出し品も用意しておきたい。非常時の必需品の中でも特に注意したいのは「水」だ。
現在発売中の『週刊大衆』9月19日号を読んで、大型台風に備えよう。