52歳まで独身 小林一茶にみる「孤独との付き合い方」 (2/2ページ)

新刊JP

この参加型の文芸エンターテインメントであった歌仙で頭角をあらわした一茶は、多くの人と繋がり、その縁は師弟の関係を生み、一生の友だちと出会うことになる。

52歳で結婚するまでずっと「おひとりさま」だったが、俳句と出会ってからは孤独ではなかった。そして、日本中を旅し、その旅の先々に俳句で結ばれた人々がいて、温かく迎えられる。俳句の「座」とは、現代に置き換えれば、ソーシャル・ネットワークのようなものだったかもしれないと大谷氏は述べる。

一茶が抱えていた孤独を楽しいものに変えたのは俳句だった。人間関係で疲弊し、孤独を深め、誰もが経験することになる「老い」をどのように生きるのか、は現代人の生きる上でのテーマでもあるだろう。一茶の孤独や老いとの向き合い方は、老いを楽しく生きるヒントになるはずだ。

(T・N/新刊JP編集部)

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