「小1息子の帰りを待ってたら、突然鳴ったインターホン。出ると見知らぬ男性がぐったりした我が子を...」(東京都・50代女性) (1/3ページ)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Kさん(東京都・50代女性)
下校時間を過ぎたのに、なかなか帰ってこない――。ある夏の日、Kさんは小学1年生の息子の帰宅が遅いことを心配していた。
そんなとき、家のインターホンが鳴り響く。カメラを覗くと、見知らぬ若い男女が映っていて......。
<Kさんの体験談>
子供が小学1年生の時のことです。私は子育て新米ママとして毎日時間に追われる生活をしていました。
その日はたまたま仕事が休みで家にいたのですが、子供が下校時間を過ぎてもなかなか帰って来ません。
心配しているところに、玄関ベルが鳴りました。インターホンの画面を見ると、映っていたのは見知らぬ人。
そして、「子供を連れてきた」というのです。
下校途中に、車道へ...ドキーンと心臓に痛みが走りました。
玄関に出ると、息子をおんぶした若い男性と、息子のランドセルなどの荷物を持った女性がいました。
息子は泣いていたので、いったいどうしたのかと事情を聞くと、下校途中に自分の持っていたジャージを踏んづけてつまずいてしまい、歩道から車道に転んでしまったらしいのです。
幸い、車道に車は居なかったものの、右肘を強打したせいで起き上がれず泣いていたようです。
一緒にいた友達も、そんな息子を見てどうしたらいいのかわからずオロオロ。
そこに通りかかったのがこの若いカップルで、歩けないで泣いている息子をおんぶして連れてきてくれたとのことでした。