アメリカの17歳以下の暴力犯罪は1994年以降78%減少していることが判明 (1/4ページ)

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アメリカの17歳以下の暴力犯罪は1994年以降78%減少していることが判明
アメリカの17歳以下の暴力犯罪は1994年以降78%減少していることが判明

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 意外な事実かと思うかもしれないが、アメリカ司法省司法計画室が発表した「最新の報告書」によると、同国では1994年から2020年にかけて、17歳以下の暴力犯罪が78%も減少していることがわかったそうだ。

 アメリカでは暴力犯罪が頻発しているというイメージがあるが、未成年犯罪に限って言えば、どうもそれは必ずしも現実を反映したものではないようだ。

 あるいは、たまに起きる銃乱射事件などの犯罪があまりにも印象に残る強烈なものだからかもしれない。

・過去30年で若者の暴力犯罪が減少を続ける
 アメリカ司法省司法計画室の報告書によると、たとえば2020年には18歳未満の逮捕者数は、前年より38%低下している。

 これは新型コロナの影響も1つの要因と考えられるが、若者の暴力犯罪の減少傾向はそれ以前から続いている。

 例えば、5年前との比較では、逮捕者がなんと半減している。そうした逮捕者のうち暴力犯罪の容疑によるものは、わずか8%のみだった。

 当のアメリカ人たちも、こうした現実にはあまり気づいていないようだ。

 YouGovの2020年の調査では、過去10年で犯罪が減少していると正しく把握していた人は、わずか10%のみ。
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