パートナーとの価値観が違ったら? 榮倉奈々が語る「無理をしない向き合い方」 (2/4ページ)
加奈が相手男性にストレートな疑問を投げかける姿は、自分が欲しいものを探求する過程で、”こうするべき”や”こうしなきゃ”という正論から、自分の「好き」という気持ちを見失ってしまっているようにも感じられました。
『モダンラブ』という作品全体に言えることではあるのですが、自分の中にある多様性を受け入れることが、自分への救いになることを教えてくれていると思います。難しい課題に対してすぐに白黒つけなくても、グレーでもいいタイミングもあるよね、とか。自分とパートナーに、違う部分があってもいいよね、とか。人生って、そういう深みをもった方が楽しいんだと言うことを、私自身教わりました。
■大切なのは「時間を共有すること」
――多様性という言葉は、ここ最近よく耳にするようになりましたよね。榮倉さん自身は、夫婦間・パートナー間の多様性や価値観の違いなどを、どのように受け入れていきたいと思っていますか?
今、この瞬間には答えが出ないものを、無理してすぐに解決しない選択肢もあるのかなとは思っています。静かに見届けて、数年後にその答え合わせができるような関係って、すてきですよね。課題解決だけでなく、その時間を共有することが大切だと思います。
――問題を解決できなくても、ゆっくり寄り添い合っていく愛もあるのではないかということでしょうか。
白黒はっきりしよう、という物事が多いと思います。これを食べなかったら痩せる、これをしたらキレイになる、こうしないと幸せになれない、とか……。私も白黒つけたいタイプでしたが、自分に余白を作るのも大切だなと思うようになりました。
――少なくとも関係が続いていないと、答え合わせができない寂しさがあると思うのですが、夫婦やパートナーが関係を継続させていくために大切なことって、何だと思いますか。
私もまだ分からなくて(笑)。ただ、俳優の三浦友和さんが書いた『相性』という本に、“人間関係は、ただ相性がいいかどうかだけだ”という話が書いてあって……。そういうのもあるのかなと思います。相手に対しても、自分に対しても無理をしないでいられる人かどうかも大切だと思います。