タトゥー腕に入れた10歳男児、保健室で発覚 許可した母親が逮捕される

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 海外ではファッション感覚で、タトゥーを入れている人が少なくない。しかしタトゥーの本場アメリカであっても、未成年となれば話は別のようだ。

 アメリカ・ニューヨーク州で、子どものタトゥー入れを許可したとして、警察が母親の女を逮捕した。海外ニュースサイト『Daily Mail』『The Sun』などが10月22日までに報じた。

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 報道によると10月上旬、33歳の母親は子ども2人を連れて、同州のモーテルに滞在していたという。子ども2人は、兄(年齢不明)、10歳の弟(以下男児)だ。滞在の目的は報じられていないが、「住んでいた」との情報もある。きっかけは不明だが、男児は隣の部屋に宿泊している20歳の男がタトゥーを入れてくれると聞きつけて、興味を持ったという。男はタトゥーアーティストと伝えられている。

 男児はタトゥーを入れたいと母親に求めたという。母親は男児の申し入れを許可して、男児を隣の部屋に行かせたそうだ。男は男児の前腕にタトゥーを入れた。入れたタトゥーは文字だという。大きさは全体で20センチほど。アルファベット文字で男児自身の名前を彫った、本物のタトゥーだ。針で刺しながら皮膚にインクを入れていったという。

 数日後、学校にいた男児は、タトゥーを入れた腕にワセリンを塗ってもらおうと、保健室を訪れた。タトゥーを発見した保健室の看護師は上司に報告したが、その上司が警察に通報したという。なお、ニューヨーク州は、保護者の同意の有無にかかわらず、18歳以下の未成年者の体にタトゥーを入れることを法律で禁止している。

 通報を受けた警察は、男児の母親のもとへ。警察は未成年者の福祉を危険にさらした容疑で、母親の女を逮捕した。捜査関係者によると、男児の腕に入っているタトゥーは「プロの仕事ではないもの」という。母親の逮捕を受けて、警察は、男児にタトゥーを施した20歳の男も逮捕した。

 逮捕された母親と男の関係は、現在捜査中だという。母親の初公判は10月下旬、男は11月を予定している。なお、男児および兄は、児童保護施設に送致されたと伝えられている。

 このニュースが世界に広がるとネット上では「10歳子どもにタトゥーを入れさせるとか、親としてあり得ない」「ネグレクトっぽい」「タトゥーを入れるお金があるなら、モーテル暮らしをやめたほうが」「大人になったら絶対後悔する」「英字そのままのタトゥー、かつ素人のワザ。からかわれないとよいが」「毒親の元よりも、児童養護施設の方がまともに育ちそう」といった声が上がった。

 タトゥーは一度入れると、消すのは難しいため、未成年のタトゥー入れを禁止にしている州は多い。未熟な判断をしてしまいがちの子どもを指導するのが、母親の役目だろう。逮捕されても文句は言えまい。

記事内の引用について
New York woman, 33, is arrested after letting her 10-year-old son get a tattoo of his name 'in full-size block letters' on his forearm in motel they lived in(Daily Mail)より
https://www.dailymail.co.uk/news/article-11313011/New-York-mother-arrested-allowing-10-year-old-son-tattoo-forearm.html
INKING FEELING Mum arrested after letting son, 10, get huge permanent 8 inch tattoo up his arm as ink was discovered by school nurse(The Sun)より
https://www.thesun.co.uk/news/20190173/mum-arrested-son-tattoo-up-his-arm/

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