周りと比べて焦った時に。窪田正孝が教える「焦燥感を吹き飛ばす生き方」 (3/4ページ)
■“何者か”になろうとしなくていい
――本作には学生時代の思い出のシーンだけではなく、主人公が大人になっていく中で感じる焦りや迷いがリアルに描かれていますよね。なかでも、働き出してから“自分は何者でもない”ということに気がついて悩むたまみには共感する方は多いと思います。
“何者か”になろうとしなくてもいいと思いますよ。
その人が生まれてきただけで個性は成立していて、僕たちが空気を吸うのと同じように、いるだけで個性はあると思います。
だから、そこにプラスアルファ付け足す必要があるのかな? むしろ能力がないことが能力なんじゃないかなって。武器を持ったことで背負うものがあるし、それは人それぞれだと思うんですけどね。
ただ、「誰かになりたい」とか「あの人を目指したい」というのはすごく大事。そういう意味でライバルがいることは絶対いいことだと思います。でも、一番は自分が“本当にどうしたいのか”というのを見失わないことが大事ですね。
――もし、珠美のように悩んでいる女性が近くにいたら窪田さんならどんな言葉をかけますか?
サウナ行って整ってみたら? って言うかも(笑)。
――すごくサッパリした言葉ですね(笑)。
そんな重く考えてもしょうがないと思うんです。悩みは人それぞれつきないとは思うけど、焦らなくてもなんだかんだなんとかなるんじゃないかな。
結果、人生で振り返ってみると、早送りしたら場面にも映らないくらい一瞬なことなんですよ。宇宙から見たらチリ以下なんですよね。と、思ったら狭く考える必要はないのかな。
――なるほど。迷ったり悩んだりした時は、焦らず“なんとかなる精神”を持つのが大事ということですね。
先日、仕事でベネチアに行って共演者の荷物がなくなるという珍事件があったのですが、結果、周りの方のサポートもあってなんとかなったんですよ。だから、何かが起きても大丈夫(笑)。