ぶっちぎり評価・長澤まさみ主演『エルピス』眞栄田郷敦がポンコツADで完全覚醒、危険すぎる“ゴリゴリ社会派ドラマ”をエンタメとして成立させた脚本・渡辺あや氏の眼力

日刊大衆

※画像はカンテレ『エルピス』公式サイトより
※画像はカンテレ『エルピス』公式サイトより

 長澤まさみ(35)主演の月10ドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』(カンテレ制作・フジテレビ系)の第1話が10月24日に放送され、新米ディレクター・岸本拓朗役の眞栄田郷敦(22)が新境地を開いたなどと、多くの視聴者から称賛の声が寄せられている。

 同ドラマは、映画『ジョゼと虎と魚たち』やNHK朝ドラ『カーネーション』などの名作で知られる、渡辺あや氏の民放初執筆となるオリジナル脚本で、実在の複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント。演出はNHK大河ドラマいだてん』や映画『モテキ』などを手掛けた、大根仁氏らが務める。

 主人公は、大洋テレビのアナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)で、人気、実力ともに兼ね備えたエース級の女性アナウンサーだったが、週刊誌に路上キスを撮られて番組を降板。現在は、社内で“制作者の墓場”と揶揄(やゆ)される深夜の情報番組『フライデーボンボン』でコーナーMCを担当している。

 また、郷敦が演じる拓朗は、弁護士夫婦の息子として裕福な生活を送り、エスカレーター式に名門私立大学へ進学。家庭環境とルックスも相まって自己評価が高く、能天気でマイペースな性格だが、ディレクターとしての実力・評価は低く、空気が読めないため現場では怒られてばかり。

 第1話は、番組で芸能ニュースを担当する拓朗が、ヘアメイクのチェリー(三浦透子/26)に、手出し禁止になっているにもかかわらず、ボンボンガールの篠山あさみを口説いている録音データで脅される。それを秘密にする代わりに、ある連続殺人事件の犯人とされている、死刑囚の冤罪を証明するよう依頼された。

■渡辺あや氏は見抜いていた?

 困った拓朗は、恵那に力を貸してほしいと頭を下げる。しかし、恵那はある理由で報道、ましてや冤罪事件とはもう関わりたくないと思っており、10年近くも前の風化した事件を掘り起こすことは得策ではないと一蹴。そんな恵那は、心身のバランスを失い、睡眠と摂食障害になっていて……という展開。

 テレビ局のタブーに切り込んだ硬派な内容で、放送直後からツイッター上では、「今期最高傑作になる予感! “国家権力”って言葉をドラマで超久々に聞き、本格的にワクワクする。テレビ局のリアルまで描いちゃうのも大胆。さすが、渡辺あや脚本」などと、熱量の大きい視聴者の声が続々と寄せられてた。

 また、郷敦にも「今までにないキャラで新しい、ポンコツ郷敦見た感じで、ところどころ吹き出した」「すごい重要な役どころだね。緊迫感のあるストーリーの中でほんわかした雰囲気が良いクッションになってたなぁ。でも、色々隠された秘密があるみたいで、そこも気になる」などと、称賛の声が多かった。

「ゴリゴリの社会派ドラマですが、それをエンタメとして成り立たせているのが、ダメAD役の郷敦です。正義の人だけでなく、拓朗のような煩悩にまみれたキャラがいるから、リアリティあるものとして見られますね。これまではイケメン役が多かったんですが、この作品で本格俳優の評価を得られそうです」(テレビ関係者)

 実際に渡辺氏もインタビューで、郷敦は目ヂカラが強くて体も強そうな抜群のエリートだが、優秀なのかボンクラなのか分からない、独特の魅力があると語っている。民放の連ドラとしては画期的な今作の出演によって、これまでの上から目線のクールな役柄から抜け出し、郷敦は一気に進化しそうだ。(ドラマライター/ヤマカワ)

■本当の眞栄田郷敦の姿?

 今回の出演で、本格的なブレイクが期待される。 

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※画像は『エルピス』公式インスタグラムアカウント「elpis_ktv」より

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