阪神・岡田新監督、高卒3年目・井上を主力に抜擢? 秋季キャンプで見せる進化に手応えか (2/2ページ)
ドラフト1位指名の選手がチームの中核を担っており、「若手が育っている」と捉えられていたのだが、岡田監督の着眼点は違った。高校卒選手が伸び悩んでいる現状を嘆いていた。だとすれば、19年ドラフト2位の井上の成長は「チーム改革の象徴」ともなりそうだが、こんな情報もあった。
「今年のドラフト1位は、森下翔太外野手(中央大)です。第一次政権で鳥谷敬を育てたように、森下を1年目からレギュラーで使うつもり」(前出・チーム関係者)
これから獲得する新外国人選手との兼ね合いもある。また、岡田監督は16年新人王の高山俊が伸び悩んでいることも気に掛けていた。外野の新レギュラー候補は多い。
「岡田監督は、伸び悩んでいる若手、中堅にきっかけを与えてやれば大きく変わると見ています」(前出・同)
その「きっかけ」というのは、至ってシンプルなもの。井上はほんの少し、ミートポイントを前にしただけだった。
「ビックリしています」
井上が指揮官のお褒めの言葉を記者団から伝え聞いたのは、午後7時頃。居残りでバットを振っていたのだ。この長い一日が、伸び悩んでいた選手を再生させるのだろう。(スポーツライター・飯山満)