2022年『紅白歌合戦』NHK「最大のミッション」とは?“分裂”キンプリ、なにわ男子、中森明菜、松田聖子…「本命出場者」を識者が分析!

日刊大衆

King&Prince
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 11月8日、『日刊スポーツ』がK-POPのガールズグループ・IVEの第73回NHK紅白歌合戦(以下『紅白』)の出場内定を報じた。IVEはガウル(20)、ユジン(19)ウォニョン(18)、リズ(17)、イソ(15)、そして唯一の日本人メンバー・レイ(18)から成る6人組アイドルグループ。特にウォニョンは173センチのバツグンのスタイルと、18歳とは思えぬ美貌で大人気となっている。

 同時に、元HKT48、元IZ*ONE宮脇咲良(25)やチェウォン(22)らが所属するガールズグループ・LE SSERAFIMの『紅白』出場も有力視されているという。

「IVEは2021年12月に韓国で活動開始、日本でデビューしたのは今年の10月19日です。この短期間で『紅白』出場を果たすとはスゴい。

 紅白の司会には、橋本環奈さん(24)が、大泉洋さん(49)、スペシャルナビゲーターに櫻井翔さん(40)とならんで起用されて驚きでしたが、今年は出場者にも色んなサプライズがありそうですね」(ワイドショー関係者)

 本サイトは、芸能ジャーナリストの三杉武氏に「今年の『紅白』に出場しそうな本命アーティスト」について詳しく分析してもらった。

 LE SSERAFIMについて、三杉氏は「『紅白』出場はあり得ると思います」と話す。

「2011年度の第62回『紅白』では、KARA少女時代東方神起が出場していたので、今年IVEとLE SSERAFIMの2組が出場する可能性はゼロではないですね。一部報道では、“原点回帰”で演歌や昭和歌謡を増やすとありましたが、“韓流も意識しているんだな”と、IVEの出場内定報道で感じました」(三杉武氏=以下同)

■脱退&退所のKing&Princeの出場は

 11月4日、King&Prince(以下、キンプリ)の平野紫耀(25)、岸優太(27)、神宮寺勇太(25)の3人が2023年5月22日付でグループから脱退することが発表された。平野と神宮寺は脱退と同時に、岸は来秋にジャニーズ事務所から退所予定だという。

 高橋海人(23)と永瀬廉(23)の2人はKing&Princeとして活動を続けるようだが、この突然のグループ分裂にファンからは悲しみの声が多く上がっている。キンプリが5人体制で『紅白』に出場するのは、今年がラストチャンスになるのだが――。

「通常、AKBグループや坂道グループのアイドルは、『紅白』出場で卒業の花道を作ることがあるんですが、キンプリの場合、脱退と退所が絡んでいるのが難しいところですね。ファンはもちろん『紅白』出場を望んでいるでしょうし、出場しないとそれはそれで“どうしてキンプリが出ないんだ”となりそうです。NHKサイドとしては、日本中から注目が集まっているキンプリにぜひ『紅白』に出場してほしいと考えているのではないでしょうか」

 2021年11月にデビューした若手ジャニーズの筆頭・なにわ男子は、既にファンクラブ会員数が50万人以上と大人気。デビュー1年で『紅白』出場を果たすことはできるだろうか。

「なにわ男子は、やはり勢いがありますよね。NHKは“周年”を重視する傾向にあるので、去年の『紅白』はデビュー15周年だったKAT-TUNが初出場しました。ただ、KAT-TUNは既にお茶の間に定着しており、ポジションも固まっている。ですから、売り出し中で、まだまだ伸びしろがありそうななにわ男子のほうがジャニーズ事務所としても、NHKサイドとしても『紅白』出場を望んでいると思いますよ」

■中森明菜の『紅白』出場は「ギリギリまでわからない」

 また、各メディアは「80年代人気アイドル」が今年の『紅白』に集結すると報じているが、実現の可能性はどうなのだろうか。

小泉今日子さん(56)や、デビュー40周年の松本伊代さん(57)は、オファーがあれば出場しそうですよね。80年代アイドルが集結するとすれば、かなり見たいです。ただ、それぞれ個人のアーティストとして出場するのは難しいのではないでしょうか」

 NHKが『紅白』出場の交渉をしているとささやかれているのが中森明菜(57)。9月に突如、ツイッターアカウントを開設して世間を驚かせたが、中森は今年デビュー40周年という節目を迎え、さらにNHK総合やBSで放送された「伝説のコンサート『中森明菜 スペシャル・ライブ1989 リマスター版』」が視聴者から大きな反響があった。『紅白』の実現性はあるのだろうか。

「正直、ギリギリまでわかりません。帯状疱疹を患っているとの報道がありましたが、中森さんの体調次第だと思います。前回、2014年の第65回『紅白』に出場した際も、“厳しい”と報じられていましたが結局中森さんは出場しました。それを考えると今年出演してもおかしくないと思います」

 また、『紅白』の出場交渉は「かなりギリギリまで行われている」と前出のワイドショー関係者は話す。

「2016年度第67回『紅白』に、タモリさん(77)とマツコ・デラックスさん(50)が『紅白』の舞台裏を歩き回る、という形で登場したことがありましたよね。あの当時、NHKは2016年12月31日付で解散予定だったSMAPに、ギリギリまで『紅白』出場を交渉していたようです。結局叶わなかったのですが、タモリさんとマツコさんはSMAPと一緒に出る形を想定してオファーしていた。それでああいう形になったらしいです」(前出のワイドショー関係者)

 昨年12月、一人娘の神田沙也加さん(享年35)を亡くした松田聖子(60)。昨年は出場が発表されていた『紅白』の出場を辞退したが、今年はどうなるのか。

「松田さんはプロ意識の高い方なので、出場しそうですよね。ご本人が批判されるようなことではないですが、ああいう辛いことがあり、彼女なりの方法として歌うことで沙也加さんへの思いを表現するのでは。沙也加さんとの思い出の曲を歌うことをファンも期待しているのではないでしょうか」(三杉武氏=以下同)

■三浦大知は『ちむどんどん』がなくても出場

 さらに、黒島結菜(25)主演のNHK連続テレビ小説ちむどんどん』の主題歌「燦燦」を担当した三浦大知(35)も『紅白』への出場可能性は高いという。

『ちむどんどん』は、通常起こるとは考えづらい金銭トラブルや、度を越えたトラブルメーカーであるヒロインの兄、ドロドロの恋愛などに「#ちむどんどん反省会」という、視聴者からの批判や矛盾の指摘が主に寄せられるハッシュタグがツイッター上で大流行。

 11月4日に発表された「2022・ユーキャン新語・流行語大賞」にも「#ちむどんどん反省会」がノミネートされてしまった。

「正直、『ちむどんどん』の主題歌でなかったとしても、元々スゴいアーティストなので、出場しそうですよね。ダンスやパフォーマンスはもちろん、歌唱力に定評がありますし、10月27日、Eテレの番組『ゲームゲノム』のMCにも就任しています。NHKとの親和性は高いですよね」

 現在。NHKは阿部渉アナウンサー(55)の不倫報道や朝ドラ『ちむどんどん』への酷評、コンサル企業へ49億円をつぎ込んだことなどが批判され、逆風にさらされている。

 また、昨年2021年度の第72回『紅白』の第2部の平均世帯視聴率は34.3%(関東地区/ビデオリサーチ調べ/以下同)と、2部制となった1989年以降、最も低い数字となった。2020年度の第71回『紅白』の第2部の平均世帯視聴率40.3%を大幅に下回ってしまったわけだが、今年、『紅白』は逆境の中でどう視聴者の心をつかむのか。

「コンテンツを楽しんでいる視聴者は、本来アンチではないはずです。結局、“視聴率という数字で示す”というところになるのかと。特に『紅白』、朝ドラ、大河ドラマはNHKのコンテンツの三本柱として見られているので、今NHKが一番やりたいことは、昨年の『紅白』歴代最低の世帯視聴率からの巻き返しでしょう。今年はなんとしてでも視聴率を獲ろうとして、出場者を決めると思います」

 今年は2年ぶりに本拠地・NHKホールからの放送となる「紅白」。NHK最大のミッション、「視聴率獲得」を目標として、どのように視聴者を楽しませてくれるのだろうか――。

三杉武(みすぎ・たけし)
芸能評論家。スポーツ紙や週刊誌、ネットメディア、ラジオ番組などで芸能ニュースの解説を行ったり、記事を執筆したりしている。AKB48の公式の論客としても知られている。

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