『silent』後半のカギを握る「4つの巧みな伏線」!川口春奈・SnowMan目黒蓮・鈴鹿央士の「復活愛・復縁・命の危機」
今期のドラマで、特に高い人気を誇る川口春奈(27)の主演の『silent』(フジテレビ系)。Snow Manの目黒蓮(25)、鈴鹿央士(22)と川口の切ない三角関係が描かれているが、11月10日には第6話の放送となり、物語もいよいよ後半に。そしてここにきて、劇中に登場した意味深なアイテムの数々が今後の展開に大きく影響するのではないか、と注目を集めている。
第5話までを整理すると、紬(川口)と想(目黒)は高校時代に恋人で、湊斗(鈴鹿)とも仲良しだったのだが、想は聴覚を失う若年発症型両側性感音難聴を患い、紬といるのが辛くなり真実を明かさずに破局。湊斗も含む高校時代の友人たちとの関係も断った。
しかし、それから8年後の現在、湊斗と交際をしている紬は偶然、想と再会。紬は想との恋は過去のことだと割り切ったうえで交流を深め、想と湊斗も昔のような友情を取り戻したものの、想はいまだに紬のことが好きで、想のほうが紬を幸せにできる、と考えた湊斗は身を引いた……という物語だ。
「ドラマで男女の三角関係といえばドロドロなのがお約束ですが、『silent』は全員が相手を思いやるゆえの行動なのが視聴者の涙を誘います。“想はいいやつだけど、最終的に湊斗と紬が復縁して欲しい”と願うファンも少なくない。これまで何度も強調されてきた“コーンポタージュ”や“ハンバーグ”を紬が再び食べる日が来ることを願っている視聴者も多いですね」(テレビ誌編集者=以下同)
これまで、湊斗と紬のやり取りに幾度となく登場してきたのが「自販機のコンポタ缶」だった。たとえば第2話では、「コーヒーとココア、どっちがいい?」と言いながら缶を出す湊斗に紬が「コンポタ」と返すと、「コンポタもあります!」とカバンからサッと取り出す……という描写があった。「彼女の好物を把握しているうえ、ほかの選択肢も用意してある優しい彼氏」というのが一発で分かる、印象深いシーンだ。
「ただ、そのコンポタが、第4話では悲劇のアイテムになりました。湊斗は紬に“ちょっぴり冷めたコンポタ”を手渡し、そのままの流れで突然に別れ話を切り出したんです。“コンポタが冷めた=恋が冷めた”という演出では……そんな考察もありました。
そして、追い打ちをかけるように第5話に登場したのが“ハンバーグ”です」
■ハンバーグに始まりハンバーグで終わった「湊斗との恋」
ハンバーグもまた、紬の好物として幾度となく登場してきた。外食をするときは、ほぼ確実にそれを頼んでいたのが、これも湊斗と紬の「始まりと終わり」を象徴する料理となった。
紬は大学を卒業後に、セクハラや仕事の押しつけが当然のブラック企業でろくに食事もとらず働いていたが、ファミレスで偶然湊斗と再会。そこでそんなひどい会社は辞めた方がいいと思う、と湊斗に諭された紬が注文したのがハンバーグだった。
「2人はその後、交際に発展していくわけですが、第5話で正式にお互い合意の上でお別れをした際に紬が自宅で作っていたのが、手ごねのハンバーグでした。
しかも、翌日に想と外食することになった紬は“ガッツリ食べたい”と言いつつも、“ハンバーグ以外にして”とリクエスト。湊斗との思い出としてとっておきたかったのか、それとも区切りをつけるためだったのか……とにもかくにも、この“ハンバーグ以外”はツイッタートレンド入りを果たすほどの反響が視聴者にありましたね」
しかし、この「ハンバーグ」が後々の伏線になっていく可能性もあるという。
「ハンバーグにしろコンポタにしろ、それを頼めない間はまだ湊斗の思い出が残っていて未練があるということではと。今後、湊斗と復縁する未来があるかもしれないし、そうでなくとも想と湊斗も友人としてお互いを非常に大切に思っている。
くわえて本作は、食事シーンが基本的に1対1であることがほとんどなんですが、これも意味深。最終的には3人が一堂に会して、“すべてにケリをつけた”という意味を込めて一緒にハンバーグを食べる……というシーンのための前フリかもしれません」
さらに第5話では、今後の伏線と思えるアイテムが登場したという。
「100均で買った、白いふわふわの付いたヘアピンですが、これが実に重要なアイテムとして描写されていました。これは紬が湊斗と破局したことで部屋から荷物を引き上げた後に残っていたもので、“これの処分をどうするか”を口実に、湊斗が紬に電話をかけるシーンに登場したものです」
■「車に気をつけて」あまりにも不吉なフラグ!
紬は「ああ、あれか。大丈夫、大丈夫捨てちゃって」とは言ったものの、実は中学時代、湊斗に「かわいい」と言われた思い出の品で、紬はずっと大切に使ってきた。恋人になってから迎えた朝、ベッドで「カワイイね。それ」と湊斗に言われる回想シーンもあった。
「最終的に、ヘアピンはゴミ箱行きになりましたが、これについて“自分じゃ捨てられないから湊斗の家にわざと置いたんじゃないか”とも考えられる。実は『silent』をイチから見返すと、結果的に湊斗の意を汲んで想と仲良くしているものの、紬は想との恋は過去のものと割り切っているんですよね。まだ、湊斗と復縁する未来がほんのわずか残っている、ということでしょう」
その一方で、今後の展開についてはあまりにも不吉な予兆も――。
「『TVer』配信の前日談“エピソード0”で、紬の弟・光(板垣李光人)が小学生時代、夜にトラックに轢かれそうになったところを、間一髪で湊斗に助けられる描写があったんです。
『silent』は似たシーンの繰り返しや対比を意識した演出が多用されていますが、光は想についていい感情を抱いていないこと、現在の想は聴覚を失っていることから、第4話では実に意味深な“事件フラグ”が話題になっていたんです」
第4話では、光が想に「じゃ、車に気をつけて」と声をかけるシーンがあった。
「これが、前日談と相まって、“想がトラックに轢かれる”、“想をかばおうとして光や湊斗が轢かれる”という “対比”の演出が起こる可能性が指摘されているんです。
ここまで意味深に『エピソード0』や第4話での車や光との関係性を描写しているのを見ると、やはり最悪の展開を想像してしまいますよね。視聴者の想像を超える展開を見せてくれる『silent』ですが、ここばかりは視聴者が予想する通りの展開だとしても、これまで積み重ねてきた伏線の鮮やかさと、板垣さんも含めて、川口さん、目黒さん、鈴鹿さんら出演俳優の演技力の高さで、鳥肌モノのシーンになるんじゃないかと思われますね……」
物語も後半に差し掛かった『silent』。3人の運命の行方は、果たして――。