『クロサギ』黒崎に重なるキンプリ平野紫耀「仕事に対するプライド」「ジャニー喜多川氏との約束」 (2/3ページ)
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黒島結菜
個人の仕事がどんなに忙しくても、グループで週一のダンスレッスンを欠かさず行い、英会話の勉強をするなど、必要なスキルを身に付けるために高いモチベーションを持って地道に努力を続けている。
動画サイトで、全編英語歌詞のダンス楽曲を発表したり、ダンスプラクティスを公開するなど、日本で活躍しながらも世界の人々を魅了していることは、動画のコメント欄を見れば明らかだ。そして、『クロサギ』でも圧倒的ビジュアルと豊かな演技力で芝居をしている。芝居もダンスも歌も、表現するという意味では通じており、いち表現者としての素晴らしい才能を見せている。
■自分のために泣く人間がいる世界は存在する
検事を志望する大学生・氷柱(黒島結菜/25)が、黒崎の過去を知ることで正義とは何か、疑問を持ちはじめた。
黒崎の生き方を否定することにとまどいを感じ始めていたのを、詐欺被害で黒崎と接点を持つ父親・辰樹(船越英一郎/62)に相談する。辰樹は他人に優しいく、いいところに重きを置いて人と接しているのがポイントで、氷柱が黒崎の仕事を責められないと思う理由はなぜか考えてみるよう温かい目で見守る。こういう大人が近くにいるのといないのでは大違いなのだ。
氷柱もよく考えて、黒崎の生き方に同情や哀れみだけではない、共感できる倫理的な部分を見つけることができた。「金で死ぬ人間がいるのに?」と黒崎が言った本当の意味を知って、詐欺師という生き方を、肯定も否定もできないと結論づけた。それは、自分が検事になってやりたいことと、黒崎が詐欺をやっていることの根本は同じだと感じたからだ。
黒崎の苦しみを理解して涙を流す氷柱に驚く黒崎だったが、葛藤を抱えつつも信念を持って生きていれば、その考え方に共感する人は必ずいる。