「これまで恒例だったＴＢＳの女子アナカレンダー『ＴＢＳアナウンサーズカレンダー』ですが、来年の発売はないことが決まったそうですよ」（制作会社関係者）

　民放各局では女性アナウンサーをフィーチャーしたカレンダーを毎年発売し、女子アナファンを歓喜させている。だが、２０２３年度版のものは“発売ナシ”というわけだ。前出の制作会社関係者は続ける。

「発売しないことに決まったのは、『ｎｅｗｓ２３』（ＴＢＳ系）での小川彩佳さん（３７）の発言がきっかけになったのではないか、とささやかれていますね」

　６月３０日の『ｎｅｗｓ２３』では、見た目で人を判断したり、容姿を理由に差別したりする“ルッキズム”を特集。

　テレビに登場する男性、女性の比率が１０代、２０代では女性のほうが高く、３０代以降は男性が高くなっているという調査が提示されると、小川は「アナウンサーカレンダーというのがありまして、大体登場するのが３０歳前後までのアナウンサーなんですよ。若さや見た目が大きな価値基準であるかのような印象を感じるんですよね」とコメント。

　さらに「カメラワークを例にとっても、女性アナウンサーは足元からなぞるようなカメラワークをして撮られたりとか、そういったこともありました」と女性アナウンサーの扱い方に疑問を呈する場面があった。

■看板報道番組『ｎｅｗｓ２３』の特集を受けて発売中止か

　前出の制作会社関係者が続ける。

「ご時勢的にも、ジェンダー平等やルッキズムなどには敏感になっていかないといけませんし、会社としてもしっかりと取り組む必要がありますからね。ＴＢＳの看板報道番組でガッツリと特集し、ＭＣの小川さんが直接言及したわけです。

　そんななか、“それはそれ”として、“今回も女子アナカレンダーを作りましょう”、とはならなかったのではないでしょうか。

　ただ、他局からはいまだに女子アナカレンダーが出ていて、人気商品の１つですからね。それに女子アナの中には表にガンガン出ていきたい人、タレントみたいなことをやっていきたいと思ってテレビ局に入社した人も少なくありません。そのため一部からは不満の声も出ているようです」

■“禁断移籍”の小川彩佳の提言に「なんだかなぁ」の声も

　女子アナカレンダーに疑問を呈した小川に対しては「この人や元女子アスリートのタレントとか、若い時に恩恵に浴して、３０過ぎてから批判って」「彼女はどう採用されたのか。。。どうなんですかね？」「男女問わず、綺麗なものを好むものでは」といったコメントも寄せられた。

「もちろん小川さんの言うことはもっともなことで、今の時代にもフィットしている。ただ、ＴＢＳの女子アナがカレンダーに苦言を呈して発売がなくなるのならわかりますが、小川さんはテレ朝から“禁断移籍”をして、ＴＢＳの局アナの仕事を奪うような形で『ｎｅｗｓ２３』のＭＣに就任していますからね……。

　そんな彼女の発言があって、その後、カレンダーの発売がなくなったことに、一部からは“なんだかなぁ”といった声も出ていると聞こえてきていますね」（前同）

「ＴＢＳアナウンサーズカレンダー」はその歴史に終止符を打つことになるのだろうか――。